東北大学

(とうほくだいがく)
📍 東北宮城県 仙台市青葉区🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

東北大学は、1907年に東京・京都に次ぐ三番目の帝国大学として創立された東北帝国大学を前身とします。1911年に仙台で理科大学が開かれ、初代総長の澤柳政太郎が掲げた「門戸開放」の方針のもと、1913年には日本で初めて女子学生3人の入学を認めました。仙台市の片平キャンパスには、旧附属図書館閲覧室を使った東北大学史料館など、創立期の建物が残ります。

【歴史】

東北帝国大学は1907年(明治40年)6月22日の勅令で設置が決まり、まず札幌農学校が東北帝国大学農科大学として組み込まれました。仙台に理科大学が開かれたのは1911年で、同じ年に澤柳政太郎が初代総長に就いています。その後、仙台医学専門学校の流れをくむ医科大学や工学部が加わりました。1918年に農科大学が北海道帝国大学として独立し、1947年に東北大学と改称しています。

【特徴】

東北帝国大学は、旧制高校の卒業生に限らず、専門学校や高等師範学校の出身者にも学ぶ道を開いた「門戸開放」で知られます。1913年8月には黒田チカ、丹下ウメ、牧田らくの3人が合格し、日本で初めて帝国大学に女子学生が誕生しました。研究の面でも、本多光太郎が強力な磁石鋼のKS鋼を、八木秀次らが八木・宇田アンテナを生み出し、世界に知られる成果を挙げています。

【見どころ】

宮城県仙台市青葉区の片平キャンパスは東北大学の発祥の地で、いまも本部が置かれています。大正期に建てられた旧東北帝国大学附属図書館閲覧室は東北大学史料館として使われ、大学の歩みを伝える展示を見ることができます。魯迅が学んだ旧仙台医学専門学校の階段教室や、旧理学部化学教室棟を生かした本部棟なども国の登録有形文化財で、近代建築が並ぶ構内を歩けます。

【トリビア】

中国の文豪魯迅は、1904年から仙台医学専門学校に留学し、解剖学の藤野厳九郎から熱心な指導を受けました。その思い出はのちに随筆「藤野先生」に描かれ、中国の教科書にも載って広く読まれています。魯迅が講義を受けた階段教室は、戦災も東日本大震災もくぐり抜けて残り、東北大学と中国との百年を超える縁を伝える場所として、多くの見学者が訪れています。

📅 最終更新: 2026/10/8
東北大学
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です