炎そのものを神聖視し、浄化や豊穣の力として崇める日本の伝統的な祭りの総称です。巨大な松明(たいまつ)が燃え盛る勇壮な光景は、観る者を圧倒します。代表的なものとして「松明あかし(福島県)」、「大善寺玉垂宮の鬼夜(福岡県)」、「那智の扇祭り(和歌山県)」が挙げられます。
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A.松明あかしは毎年11月の第2土曜日、大善寺玉垂宮の鬼夜は毎年1月7日の夜、那智の扇祭りは毎年7月14日に営まれます。晩秋、正月、夏とそれぞれ季節が異なるため、三つの火祭りの開催日が重なることはありません。
A.込められた祈りはそれぞれ異なります。松明あかしは戦死した須賀川城主方の将兵の霊を弔う鎮魂の祭り、大善寺玉垂宮の鬼夜は年の初めに鬼を追い払い一年の災厄を除く追儺の神事です。那智の扇祭りは、熊野の神々が那智の大滝へ里帰りする神事と位置づけられています。
A.祭りごとに大きさも扱い方も異なります。松明あかしの大松明は長さ約10メートル、重さ約3トンで、大善寺玉垂宮の鬼夜の大松明は長さ約13メートル、重さ約1.2トンに達します。那智の扇祭りの大松明はすべて檜で作られ、重さ50キロにもなるものを白装束の氏子が担いで石段を上り下りします。
A.大善寺玉垂宮の鬼夜と那智の扇祭りです。大善寺玉垂宮の鬼夜は平成6年(1994年)に、那智の扇祭りは平成27年(2015年)3月に指定されました。松明あかしは、炎が織りなす夜景の美しさが評価され、日本夜景遺産に認定されています。
A.福島県、福岡県、和歌山県の3つの県に分かれています。直線距離で松明あかしと大善寺玉垂宮の鬼夜は約1000km、松明あかしと那智の扇祭りは約570km、大善寺玉垂宮の鬼夜と那智の扇祭りは約500km離れています。開催日も異なるため、それぞれの祭りの日に合わせて訪ねることになります。