「山車(だし)」と呼ばれる豪華絢爛な飾りを施した車両が巡行する祭りのうち、特に歴史的価値が高く規模が壮大な3つの祭りです。動く美術館とも称される山車が街を練り歩く様は圧巻で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。「祇園祭(京都府)」、「高山祭(岐阜県)」、「秩父夜祭(埼玉県)」がこれに数えられます。
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A.祇園祭は7月1日から31日まで1か月にわたって神事が続き、山鉾巡行は7月17日の前祭と24日の後祭です。高山祭は春の山王祭が4月14日と15日、秋の八幡祭が10月9日と10日に行われます。秩父夜祭は12月3日が最高潮で、前日の12月2日が宵宮です。
A.祇園祭の山鉾は前祭23基と後祭11基の計34基、高山祭の屋台は春12台、秋11台の計23台が現存します。秩父夜祭では中近と下郷の笠鉾2基と、宮地・上町・中町・本町の屋台4基の計6基が曳き回されます。
A.三つともユネスコ無形文化遺産に登録され、国の重要有形民俗文化財と重要無形民俗文化財にも指定されています。登録は祇園祭が平成21年(2009年)、高山祭と秩父夜祭が平成28年(2016年)です。山車は祇園祭では「動く美術館」、高山祭と秩父夜祭では「動く陽明門」と称されます。
A.祇園祭で、貞観11年(869年)の御霊会が起源とされます。高山祭は山王祭が慶安5年(1652年)、八幡祭が享保元年(1716年)の記録が最も古く、秩父夜祭は笠鉾や屋台が曳かれ始めたのが寛文年間(1661年から1673年)とも伝わります。
A.京都府・岐阜県・埼玉県に分かれています。祇園祭の京都市と高山祭の高山市は直線距離で約180km、高山市と秩父夜祭の秩父市は約160km、京都市と秩父市は約320km離れています。