祇園祭

(ぎおんまつり)
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【概要】

八坂神社の祭礼で、1000年以上の歴史を持つ日本三大祭りの一つです。最大の見どころは「山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)」で、「山」と「鉾」と呼ばれる豪華な山車が都大路を進みます。コンチキチンの祇園囃子とともに、夏の京都を彩る優雅かつ壮大な祭りです。

【歴史】

祇園祭は、京都府京都市の八坂神社の祭礼で、貞観11年(869年)に疫病退散を祈って全国の国の数にちなむ66本の矛を立て、神輿を送った御霊会が起源とされます。平安時代には毎年の恒例行事となり、室町時代には町衆が山鉾を出すようになりました。応仁の乱で約33年間中断しましたが、明応9年(1500年)に町人の手で復興し、令和元年(2019年)には1150周年を迎えた千年を超える伝統の祭りです。

【特徴】

祇園祭は7月1日の吉符入から31日の疫神社夏越祭まで、1か月にわたって多彩な神事が続く点が特徴です。山鉾は前祭23基と後祭11基の計34基あり、令和4年(2022年)には鷹山が約200年ぶりに復興しました。山鉾29基は国の重要有形民俗文化財、山鉾行事は重要無形民俗文化財に指定され、平成21年(2009年)にユネスコ無形文化遺産に登録されています。懸装品で飾られた山鉾は「動く美術館」と称されます。

【楽しみ方】

祇園祭の最大の見せ場は7月17日の前祭と24日の後祭の山鉾巡行で、重さ12トン近い鉾を人力で曳き、交差点で青竹を敷いて豪快に方向転換する「辻回し」は圧巻です。巡行前の宵山では駒形提灯が灯る山鉾町を歩きながら祇園囃子を楽しめ、各山鉾町では厄除けの粽が授与されます。神幸祭と還幸祭の神輿渡御も神事の中核で、山鉾と神輿の両方を見ることで祭りの全体像がわかります。

【トリビア】

祇園祭の粽は食べ物ではなく、素戔嗚尊をもてなした蘇民将来の子孫は疫病を免れるという伝説にちなむ護符で、玄関に一年間飾られます。巡行の先頭を行く長刀鉾には唯一の生稚児が乗り、社参の後は神の使いとして地面を歩かず、強力の肩に担がれて鉾に乗ります。後祭は昭和41年から前祭と合同で行われていましたが、平成26年(2014年)に本来の形へ分離復活し、かつての巡行の姿が半世紀ぶりによみがえりました。

📅 最終更新: 2026/9/6
祇園祭
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です