高山祭

(たかやままつり)
切り替え:📍 岐阜県 高山市🎭 文化⛰️ 名所🏯 歴史🏮

【概要】

飛騨高山で行われる春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称です。飛騨の匠の技が結集された絢爛豪華な屋台(山車)が曳き揃えられます。からくり人形の奉納や、夜に提灯を灯して巡る「夜祭」など、昼夜で異なる表情を見せる美しさが魅力です。

【歴史】

高山祭は、岐阜県高山市の日枝神社の例祭である春の山王祭と、櫻山八幡宮の例祭である秋の八幡祭の総称です。山王祭は慶安5年(1652年)、八幡祭は享保元年(1716年)の記録が最も古く、金森氏の城下町として栄えた時代に祭りの基礎が築かれたとされます。屋台は宝暦年間以降に加わり、当初は祭りごとに組み立てと解体を繰り返しましたが、天保年間の火災の後に屋台蔵が普及し、恒久的に保存されるようになりました。

【特徴】

高山祭の屋台は春12台、秋11台の計23台が現存し、昭和35年(1960年)に国の重要有形民俗文化財に指定されています。飛騨の匠の技を結集した屋台は漆塗りや彫刻、刺繍の幕で飾られ、「動く陽明門」とも称されます。昭和54年には屋台行事が重要無形民俗文化財となり、平成28年(2016年)にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。祭りは4月14日と15日、10月9日と10日に行われます。

【楽しみ方】

高山祭の昼間の見どころは、屋台が一堂に並ぶ曳き揃えと、からくり奉納です。春は三番叟、石橋台、龍神台の3台、秋は布袋台が、綱方の操る人形で浦島太郎の玉手箱や美女が獅子に変わる場面を演じます。夜になると各屋台に100個ほどの提灯が灯され、春は夜祭、秋は宵祭として古い町並みを巡行し、幻想的な情景が広がります。秋の屋台は高山祭屋台会館で交代展示され、祭り以外の時期にも間近に鑑賞できます。

【トリビア】

高山祭には、屋台が加わる前から続く神輿行列や、独特の装束の警固など、城下町の格式を伝える要素が多く残ります。春の祭りを取り仕切る宮本は各屋台組の持ち回りですが、明治22年までは青龍台組が独占していました。屋台の中には旧領主金森氏の梅鉢紋を台紋とするものがあり、大国台の曳行順が早い年は米相場が上がるという俗信も伝わります。釘を使わず組み立てられる屋台の構造も、飛騨の匠の技術の高さを物語っています。

📅 最終更新: 2026/9/6
高山祭
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です