天守が国宝に指定されている五つの城です。松本城・犬山城・彦根城・姫路城の四城が長く「国宝四城」と呼ばれてきましたが、2015年に松江城の天守が国宝に指定され、現在は五城となりました。いずれも江戸時代までに建てられた天守がそのまま残る現存天守で、築城技術の変遷や、それぞれの城が置かれた土地の事情を今に伝えています。
A.2015年に松江城の天守が国宝に指定されてからです。それまでは松本城・犬山城・彦根城・姫路城の四城が長く「国宝四城」と呼ばれてきました。松江城は、2012年に天守の完成年を記した祈祷札が松江神社で再発見されたことが決め手となり、64年ぶり5番目の国宝天守となりました。
A.犬山城の天守です。2021年に名古屋工業大学が年輪年代法で調べた結果、一階から四階までの部材が1585年(天正13年)からの三年間に伐採された木材と判明し、現存最古の天守と確認されました。なお松本城は、五重六階の天守としては日本最古とされます。
A.姫路城は白い姿が羽を広げた白鷺に似ていることから「白鷺城」、松江城は屋根の千鳥破風が羽を広げた鳥のように見えることから「千鳥城」と呼ばれます。犬山城は荻生徂徠が名付けたと伝わる「白帝城」、彦根城は「金亀城」の別名をもちます。
A.白と黒の色合いに違いがあります。姫路城は白漆喰で塗り込められた白い外観、松江城は黒塗りの下見板張りで覆われた黒っぽい外観です。松本城は上部を白漆喰、下部を黒漆塗りの下見板張りとした白と黒の対比が特徴で、彦根城は様々な破風を組み合わせた変化に富む屋根で知られます。
A.五城は長野県・愛知県・滋賀県・兵庫県・島根県の5県に一つずつあります。最も近いのは犬山城と彦根城で直線距離約60km、最も離れているのは松本城と松江城で約450kmです。姫路城と松江城は約170km、姫路城と彦根城は約150km離れています。