【概要】
吉野川は「四国三郎(しこくさぶろう)」の異名を持つ四国最大の河川。高知県から徳島県を流れ紀伊水道へ注ぐ。中流域の大歩危・小歩危などの渓谷美で知られるが、台風常襲地帯ゆえに「暴れ川」として恐れられてきた。
【四国三郎】
四国地方を西から東へと流れる大河で、「四国三郎(しこくさぶろう)」の異名を持ちます。高知県の瓶ヶ森を源流とし、徳島県徳島市で紀伊水道に注ぎます。吉野川流域は台風の常襲地帯であり、また中央構造線に沿って流れているため地形が険しく、短時間で水位が急上昇する特性があります。このため、古来より「日本三大暴れ川」の一つとして数えられ、人々に恐れられてきました。
【藍作りの源】
洪水のたびに運ばれてくる肥沃な土壌は、「阿波藍(あわあい)」の栽培に適しており、徳島藩に莫大な富をもたらしました。水害という負の側面を逆手にとって産業を発展させた、先人たちのたくましさと知恵を象徴しています。美馬市の「うだつの上がる町並み」などは、この藍産業によって築かれた繁栄の証であり、当時の豪商たちの暮らしぶりを今に伝えています。
【激流のアクティビティ】
上流の大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)峡谷は、激しい流れと奇岩が織りなす景勝地として有名です。現在では、世界有数のラフティングスポットとして知られ、スリルを求める観光客が世界中から集まります。美しいエメラルドグリーンの水面と、白波立つ激流のコントラストは、この川の持つ二面性を表しており、大自然のパワーを全身で体感することができます。
📅 最終更新: 2026/1/3




