兼六園

(けんろくえん)
切り替え:📍 石川県 金沢市⛰️ 名所🌿 自然

【概要】

兼六園は石川県金沢市にある日本を代表する回遊式庭園で、加賀藩前田家が約180年かけて造営した。「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」の六勝を兼ね備えることから兼六園と名付けられた。雪吊りで有名で、四季を通じて美しい景観が楽しめる。

【歴史】

兼六園は石川県金沢市にある廻遊式庭園で、1676年(延宝4年)に加賀藩5代藩主・前田綱紀が別荘「蓮池御殿」を造営したのが始まりです。その後、歴代藩主によって約180年かけて完成し、1871年(明治4年)に一般公開されました。「兼六」の名は宋の詩人・李格非の「洛陽名園記」に説く六つの景勝(宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望)を兼ね備えることから、松平定信が名付けたとされます。国の特別名勝に指定されています。

【特徴】

兼六園は約11.7ヘクタールの敷地に、池泉・築山・茶室・石灯籠といった日本庭園の美の要素が凝縮された庭園です。冬の風物詩である「雪吊り」は、湿って重い雪から松の枝を守るために縄を放射状に張る技法で、金沢の冬を象徴する光景として親しまれてきました。二股に分かれた脚が琴柱に似ていることから名付けられた「ことじ灯籠」は園のシンボルで、霞ヶ池を中心に回遊しながら四季折々の景色を味わえます。

【見どころ】

ことじ灯籠と霞ヶ池を望む一角は記念撮影の定番で、多くの人がここで足を止めています。根が地表に高く露出した根上松は13代藩主・前田斉泰が植えたと伝えられ、その力強い姿に驚かされるでしょう。時雨亭や夕顔亭といった茶室では抹茶を味わえます。11月1日から12月中旬にかけて行われる雪吊り作業は職人の技が光る見せ場で、隣接する金沢城公園と合わせて歩くのもおすすめです。

【トリビア】

ことじ灯籠の二本の脚は本来同じ長さでしたが、片方が折れて修復された結果、現在の個性的な姿になったとも言われています。園内には辰巳用水から水を引いた噴水があり、日本最古の噴水とされます。ポンプを使わず、霞ヶ池との高低差が生む自然の水圧だけで水が噴き上がる仕組みで、金沢城内に水を送るための試作だったとも伝えられてきました。

📅 最終更新: 2026/9/7
兼六園
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です