大和郡山金魚

(やまとこおりやまきんぎょ)
📍 奈良県 大和郡山市🥢 名産📦 その他🎭 文化

【概要】

奈良県大和郡山市は、城下町の風情と共に「金魚のまち」として知られる。江戸時代に武士の内職として始まったとされ、年間数千万匹が出荷される。「金魚すくい選手権大会」の開催地としても全国的に有名。

【歴史】

大和郡山金魚の起こりは、享保九年(1724年)に柳澤吉里が甲斐から郡山へ入った際、家臣が金魚を持参したことにあると伝えられます。城下で養殖が成功すると藩士の内職として広まり、幕末には副業として定着しました。明治維新で禄を失った士族や農家がこれを受け継いで生業とし、昭和四十年代には養殖技術の進歩とともに生産量が大きく伸びて、欧米や東南アジアへも輸出されるようになりました。

【特徴】

奈良県大和郡山市にあり、なだらかな盆地に広がる田畑の間には、いくつもの養殖池が水面を並べています。大和郡山金魚を育てる養殖農家はおよそ四十戸、養殖面積は約五十ヘクタールで、年間およそ四千二百万匹が出荷されています。ランチュウや琉金、和金、出目金など多彩な品種がそろい、祭りの金魚すくいに使われる小赤から、愛好家が競う品評会向けの高級魚まで幅広く扱われているのが強みです。

【見どころ】

見どころは、城下町の風情と金魚が溶け合った街並みです。郡山金魚資料館では、古い錦絵や飼育道具の展示とともに、六十種類ほどの金魚を泳ぐ姿のまま見比べることができます。商店街の一角には金魚をあしらった看板や水槽が並び、路地をたどる散策そのものが楽しみになります。春には郡山城跡の桜が咲き誇り、堀端を彩る花と、大和郡山金魚が泳ぐ町の景色を合わせて味わうことができます。

【トリビア】

大和郡山市では毎年八月に「全国金魚すくい選手権大会」が開かれています。第一回は1995年8月27日に催され、全国から六百九十六人が参加しました。現在は金魚スクエアと呼ばれる体育館を舞台に、三分間ですくった数を競う真剣勝負が繰り広げられます。小学生から一般までの部門に分かれ、団体戦も用意されており、腕自慢が各地から集まる夏の名物行事として定着しています。

📅 最終更新: 2026/9/6
大和郡山金魚
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です