山中湖

(やまなかこ)
📍 山梨県 山中湖村🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

山中湖は、富士五湖のなかで最も広く、最も高い場所にある湖です。山梨県山中湖村にあり、湖面の標高は九百八十メートルを超えて日本の湖でも三番目の高さですが、最大水深は十三メートルほどしかなく、五湖でいちばん浅い湖でもあります。富士山の北東麓に開けた広い湖畔は、沈む太陽が山頂に重なるダイヤモンド富士の名所として知られ、夏はスポーツ合宿の一大拠点にもなります。

【歴史】

山中湖は、富士山の噴火で流れ出した溶岩が谷をせき止めてできた堰止湖です。平安時代の初めごろ、この一帯には宇津湖と呼ばれる大きな湖が広がっていたとされ、溶岩に分断されて山中湖と忍野の低地に分かれたと考えられています。明治以降は外国人や文人が訪れる避暑地となり、大正から昭和にかけて湖畔に別荘地が開かれていきました。

【特徴】

湖面の標高は九百八十・五メートルで富士五湖のなかで最も高く、面積約六・六平方キロメートルは五湖最大です。その一方で最大水深は十三・三メートルしかなく、五湖でいちばん浅い湖でもあります。浅くて標高が高いぶん冬の冷え込みが水に伝わりやすく、二〇〇六年一月のように全面が凍る年もあります。富士五湖で唯一、自然に流れ出す川を持つ湖です。

【見どころ】

山中湖の湖畔は、夕日が富士山頂に重なるダイヤモンド富士の観察地として名高く、十月中旬から二月下旬まで長い期間ねらえるのが強みです。見える位置が日ごとに動くため、湖畔の道には三脚を構えた人が連なります。遊歩道からは水面に映る逆さ富士が見られ、白鳥をかたどった遊覧船が湖上を回ります。冬にはワカサギ釣りのドーム船が浮かび、暖かい船内から糸を垂らして楽しめます。

【トリビア】

山中湖から流れ出す川は山梨県内で桂川と呼ばれ、下流で相模川と名を変えて相模湾へ注ぎます。富士五湖のほかの四湖が自然の出口を持たないなかで、これは山中湖だけの特徴です。湖に集まるコブハクチョウはもともと放された鳥が定着したもので、いまでは冬の湖の顔になりました。二〇一三年には世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として登録されています。

📅 最終更新: 2026/9/12
山中湖
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です