奈良の大仏(東大寺盧舎那仏像)

(ならのだいぶつ)
📍 奈良県 奈良市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

奈良県奈良市の東大寺大仏殿に鎮座する盧舎那仏像で、日本で最も有名な大仏です。聖武天皇の発願により752年に開眼供養が行われ、像高は約15メートルに及びます。二度の焼失を経て江戸時代に再建された頭部と、創建当初の台座が同居する、奈良時代の国家事業を今に伝える国宝です。

【歴史】

奈良の大仏は、天災や疫病に苦しむ国を仏の力で鎮めようと、743年に聖武天皇が造立の詔を発したことに始まります。延べ260万人ともいわれる人々が関わり、752年にインド僧・菩提僊那を導師として盛大な開眼供養が営まれました。その後、1180年の平重衡の南都焼き討ちと1567年の戦火で二度にわたり大仏殿とともに焼け落ち、現在の頭部は江戸時代の1690年ごろに鋳直されたものです。

【特徴】

大仏の正式名は盧舎那仏坐像で、宇宙そのものを体現する仏とされます。像高は約14.98メートル、顔の長さだけで5メートルを超え、台座の蓮弁には奈良時代の線刻画が残ります。大仏を覆う大仏殿は1709年に再建された建物で、幅は創建時より狭まったものの、なお世界最大級の木造建築です。銅を何段にも分けて鋳込んだ当時の技術の高さは、現代の研究者も驚かせています。

【見どころ】

南大門をくぐると、運慶・快慶らによる高さ8メートルを超える金剛力士像が迎え、その先に大仏殿の巨大な屋根が姿を現します。堂内では大仏の左右に虚空蔵菩薩と如意輪観音が控え、背後には四天王像が立ちます。大仏殿の柱の一本には大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴が開けられており、くぐり抜けると無病息災のご利益があるとされて、子どもから大人まで列を作る人気の体験です。

【トリビア】

東大寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として世界遺産に登録されました。大仏の螺髪の数は長らく966個とされてきましたが、2015年の調査で実際には492個であることが判明しています。毎年8月7日の朝には僧侶らが大仏の体をはたきで清めるお身拭いが行われ、ほこりの舞う堂内で大仏がきれいになる様子は奈良の夏の風物詩として知られています。

📅 最終更新: 2026/9/6
奈良の大仏(東大寺盧舎那仏像)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です