【概要】
給仕の掛け声とともに、一口大のそばを次々とお椀に入れられるエンターテイメント性の高い料理。「ハイ、じゃんじゃん!」「ハイ、どんどん!」の掛け声が有名。
【歴史】
発祥には諸説ありますが、その一つに、江戸時代に南部藩主が花巻を訪れた際、漆器のお椀で一口ずつ上品に振る舞われたそばを殿様が気に入り、何度もお代わりをしたのが始まりという説があります。また、大人数の客をもてなす際に、茹でたてのそばを美味しく食べてもらうため、少量ずつ配った生活の知恵から生まれたとも言われています。
【特徴】
給仕さんが横に付き、「ハイ、じゃんじゃん!」「ハイ、どんどん!」というリズミカルな掛け声とともに、食べたそばから次々と新しいそばを放り込んでくるスタイルです。これは単なる大食い競争ではなく、岩手県特有の温かい「おもてなしの心」を表現した儀式でもあります。マグロの刺身、ナメコおろし、とりそぼろなど、味変用の薬味が豊富なのも特徴です。
【見どころ】
何と言っても、限界まで食べ続けるスリルと達成感、そして給仕さんとの駆け引きが最大の見どころです。満腹になっても、お椀の蓋を閉めるまでは終わることができず、一瞬の隙を見て蓋を閉める攻防戦が繰り広げられます。食べたお椀を目の前に積み上げていく店(東家など)では、自分の食べた量が可視化され、記念写真映えすること間違いなしです。
【トリビア】
一般的に男性の平均は50〜60杯程度と言われており、これは通常のざるそば約4〜5枚分に相当します。しかし、大会などの記録では500杯を超える猛者も存在します。食べた杯数を証明する「手形」をもらえる店もあり、旅の記念として挑戦する観光客が後を絶ちません。ちなみに「わんこ」とは、岩手の方言で「お椀」のことを指します。
📅 最終更新: 2026/1/5




