和歌祭

(わかまつり)
📍 和歌山県 和歌山市🏮 🎭 文化

【概要】

和歌祭は、和歌山県和歌山市にある紀州東照宮の大祭で、元和8年(1622年)に紀州藩祖の徳川頼宣が父である徳川家康の霊を祀るために始めたと伝わります。景勝地として名高い和歌浦を舞台に、108段の急な石段を神輿が担ぎ下ろされる神輿おろしと、雑賀踊や薙刀振など多彩な芸能を連ねた渡御行列が繰り広げられ、江戸時代の祭礼の姿を今に伝える祭りとして知られています。

【歴史】

元和7年(1621年)に徳川頼宣が紀州東照宮を創建し、その翌年にあたる元和8年から和歌祭が始まったと伝えられています。徳川家康を神として祀る社の大祭として紀州藩を挙げて営まれ、「紀州の国祭り」や「権現祭」とも呼ばれました。江戸時代には諸国から見物人が集まる紀州第一の大祭とされ、2022年には創始400年の節目を迎えています。

【特徴】

和歌祭の中心となるのは、紀州東照宮の参道にあたる急な石段、通称「侍坂」を神輿が一気に担ぎ下ろす神輿おろしです。そのあとには、太鼓や母衣、唐船、雑賀踊、薙刀振といった芸能の一団が長く連なる渡御行列が続き、和歌浦一帯を練り歩きます。海と山に囲まれた景勝の地がそのまま祭りの舞台になる点も、ほかの祭礼にはない魅力です。

【見どころ】

最大の見どころは神輿おろしで、白い装束の担ぎ手が掛け声とともに石段を下っていく場面には見る側も息をのみます。渡御行列では、面を着けた一団や薙刀を振る若衆、鎧姿で舞う雑賀踊など、江戸時代の風俗を写した種目が次々に現れ、和歌山県和歌山市にある和歌浦の海辺の風景と重なって、独特の絵巻のような光景が生まれます。

【トリビア】

和歌祭の舞台である紀州東照宮は、極彩色の彫刻で飾られた権現造の社殿が国の重要文化財に指定されており、その華やかさから「関西の日光」とも呼ばれてきました。和歌祭は例年5月に営まれていますが、日程や行列に加わる種目の顔ぶれは年によって変わることがあるため、出かける前に主催者の発表を確かめておくと安心です。

📅 最終更新: 2026/9/14
和歌祭
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です