成田不動尊(成田山新勝寺)

(なりたふどうそん(なりたさんしんしょうじ))
📍 千葉県 成田市🏯 歴史🎭 文化⛰️ 名所

【概要】

平安時代に平将門の乱を鎮めるために開山された真言宗智山派の大本山です。本尊の不動明王像は弘法大師・空海の作と伝えられています。歌舞伎の市川團十郎家(成田屋)との縁も深く、節分会などの行事は全国的に有名です。

【歴史】

千葉県成田市にある成田不動尊(成田山新勝寺)は、真言宗智山派の大本山です。平安時代中期の天慶3年(940年)、平将門の乱の平定を祈願する朱雀天皇の勅命を受けた寛朝大僧正が、京都の神護寺に伝わる不動明王像を奉じて東国へ下り、この地で護摩を修したのが開山と伝わります。本尊は弘法大師空海の作と伝えられ、以来千年以上にわたり「成田のお不動さま」として庶民の厚い信仰を集めてきました。

【特徴】

最大の特徴は、大本堂で毎日絶やすことなく続けられる御護摩祈祷です。護摩木を焚き上げる炎に願いを託す真言密教の修法で、参拝者が財布や鞄を炎にかざして加持を受ける「御火加持」も名物となっています。江戸時代には初代市川團十郎が当山に子授けを祈願して成就したことから、市川家は屋号を「成田屋」と称するようになり、不動明王を主人公とする演目も生まれるなど、歌舞伎との縁の深さでも知られています。

【見どころ】

広い境内には江戸時代の建築が数多く残り、正徳2年(1712年)建立の三重塔をはじめ、仁王門や釈迦堂、額堂、光明堂が国の重要文化財に指定されています。大本堂の裏手に広がる成田山公園は昭和3年(1928年)の完成で、16万5000平方メートルの敷地に梅や桜、紅葉が植えられ、四季折々の景色が楽しめます。参道に軒を連ねるうなぎ店めぐりも参拝後の楽しみです。

【トリビア】

節分会では大相撲の力士や大河ドラマの出演者が特設舞台から豆をまき、全国に報じられる恒例行事となっています。この節分会では「福は内」だけを唱え、「鬼は外」とは言いません。不動明王の大慈悲の前ではいかなる鬼も改心して従うという考えによるもので、成田不動尊ならではの独特の作法として長く語り継がれてきました。開運や無病息災を願う人々が、早朝から境内を埋め尽くします。

📅 最終更新: 2026/9/6
成田不動尊(成田山新勝寺)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です