【概要】
伊勢神宮への参宮街道沿いにあり、「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ」と唄われたほどの賑わいを見せた名刹です。本尊の観音菩薩は、豊臣秀吉の妻・ねね(高台院)の病気平癒を叶えたことでも知られています。
【伊勢参りの中継地】
三重県津市大門にある真言宗の寺院「恵日山観音寺(かんのんじ)」は、「津観音」として「日本三大観音」の一つに数えられています。正式名称は「観音寺」ですが、地元では「津観音さん」と親しまれています。709年に開山されたと伝わり、伊勢参宮の中継地として、また古くからの観音信仰の霊場として、多くの参拝者を集めてきました。
【本尊と縁起】
津観音の本尊は聖観世音菩薩で、阿漕浦(あこぎうら)の海から引き上げられたと伝わります。「阿漕」の地名は浦で禁漁を破って魚を獲った漁師の物語に由来し、「阿漕な」という言葉の語源にもなっています。本堂は安土桃山時代の建築様式を残す重厚な造りで、歴史的価値も高い建造物です。毎月18日は観音様の縁日で、参拝者で賑わいます。
【津の門前町】
津観音の門前には「大門商店街」が発展し、昔ながらの商店が軒を連ねています。名物は「蜂蜜まんじゅう」で、参拝客のお土産として人気です。毎年10月には「津まつり」が盛大に開催され、唐人踊りや安濃津よさこいなど華やかなパレードで街が賑わいます。伊勢神宮と合わせて訪れる人も多く、三重県を代表する寺院の一つです。
📅 最終更新: 2026/1/4




