【概要】
1958年に完成した高さ333メートルの総合電波塔で、東京都港区芝公園に立つ東京のシンボルです。設計は内藤多仲、完成当時は自立式鉄塔として世界一の高さを誇りました。2013年に国の登録有形文化財となり、二つの展望台からの眺望と、季節ごとに変わるライトアップで今も多くの人を集めています。
【歴史】
東京タワーは、テレビ放送が始まった1950年代に各局がばらばらに建てていた電波塔を一本にまとめる総合電波塔として計画され、1957年に着工、わずか1年半後の1958年12月に完成しました。構造設計を担ったのは内藤多仲で、鉄骨の一部には朝鮮戦争で使われた米軍の戦車の鉄材が再利用されたと伝えられます。2012年に電波送信の主役を東京スカイツリーに譲った後も、予備の電波塔として役目を続けています。
【特徴】
高さ333メートルは、完成当時パリのエッフェル塔を超える自立式鉄塔として世界一でした。赤と白の塗り分けは航空法に基づくもので、塗り替えには約5年ごとに延べ数千人の職人が手作業で当たります。高さ150メートルのメインデッキと250メートルのトップデッキからは東京の街並みと東京湾、天気が良ければ富士山まで見渡せ、夜は季節や記念日に合わせて色を変えるライトアップが東京の夜景の主役になります。
【見どころ】
最寄りは都営大江戸線の赤羽橋駅や東京メトロの神谷町駅で、増上寺の境内から見上げる塔と寺院の組み合わせは定番の撮影スポットです。塔の足元にはフットタウンと呼ばれる商業施設があり、階段で展望台まで登る外階段ウォークも人気です。芝公園や隣接するホテルの庭園から眺める夜景、春の桜や年末年始の特別ライトアップなど、季節ごとに違う表情を楽しめます。
【トリビア】
東京タワーは高さ333メートルですが、これは電波を関東一円に届けるために必要な高さとして算出されたもので、語呂の良さは偶然です。塔を照らす照明は1989年から大幅に増やされ、夏は白、冬は暖色系の光に変わる演出は照明デザイナーの石井幹子が手掛けました。2013年には国の登録有形文化財となり、映画やドラマで幾度となく描かれてきた塔は、昭和から令和まで東京の象徴であり続けています。




