東福寺

(とうふくじ)
📍 京都府 京都市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

東福寺は、京都府京都市にある臨済宗東福寺派の大本山で、京都五山の第四位に列します。嘉禎二年(1236年)に摂政の九条道家が発願し、円爾を開山として十九年をかけて整えた大伽藍で、寺名は奈良の東大寺と興福寺から一字ずつを取ったものです。国宝の三門をはじめ室町時代の建物が数多く残り、渓谷に架かる通天橋の紅葉でも名高い寺です。

【歴史】

嘉禎二年(1236年)、摂政の九条道家は奈良の東大寺と興福寺に並ぶ大寺を京都に造ろうと発願し、二つの寺名から一字ずつを取って東福寺と名づけました。開山には宋で学んだ円爾、のちの聖一国師を迎え、建長七年(1255年)に十九年の工期を経て伽藍が整います。創建のころは身の丈五丈におよぶ巨大な釈迦如来像を安置していました。

【特徴】

正式には慧日山東福禅寺と号します。三門は応永三十二年(1425年)に室町幕府四代将軍の足利義持の寄進で再建された高さ約二十二メートルの建物で、禅寺の三門としては現存最古とされ、国宝に指定されています。便所にあたる東司や坐禅の道場である禅堂、浴室も室町時代の遺構で、修行僧の暮らしを伝える重要文化財です。

【見どころ】

本堂と開山堂を結ぶ通天橋は、洗玉澗と呼ばれる渓谷を渡す廊橋で、天授六年(1380年)に春屋妙葩が架けたと伝わります。橋の下に広がるカエデの海は紅葉の名所として知られます。方丈をぐるりと囲む八相の庭は重森三玲が昭和十四年(1939年)に作庭したもので、公開されている範囲や拝観の条件は時期によって変わります。

【トリビア】

東福寺の東司は日本でもっとも古く大きい禅宗式の便所とされ、地面に並ぶ壺の列が当時の修行の規模を物語ります。明治十四年(1881年)の火災で仏殿と法堂、方丈を失い、いまの本堂は昭和九年(1934年)の再建で、天井の蒼龍図は堂本印象が短い期間で描き上げたと伝わります。境内には二十を超える塔頭が軒を連ねています。

📅 最終更新: 2026/9/13
東福寺
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です