栃尾温泉

(とちおおんせん)
📍 岐阜県 高山市♨️ 温泉⛰️ 名所

【概要】

栃尾温泉は、岐阜県高山市にある奥飛騨温泉郷の温泉地で、北アルプスから流れ下る蒲田川が高原川に合わさるあたりに広がります。大きなホテルではなく家族で営む民宿が川沿いに軒を連ね、郵便局や保育園もそろう暮らしの場でもあります。河川公園には山なみを望む共同露天風呂の荒神の湯があり、素朴な湯治場の風情を今も残しています。

【歴史】

栃尾温泉の開湯の時期は分かっていませんが、地名は昔この一帯にトチノキが多く生えていたことに由来すると伝えられます。1968年には奥飛騨温泉郷の一つとして国民保養温泉地に指定されました。1979年8月には背後の洞谷で土石流が発生し、通りがかりの観光客も巻き込まれて温泉街が大きな被害を受けた出来事も刻まれています。

【特徴】

蒲田川と高原川が出合う谷底のわずかな平地にひらけた温泉地で、家族で営む民宿が川沿いに並ぶ素朴なたたずまいが特徴です。郵便局や保育園、消防署などが置かれ、奥飛騨温泉郷で暮らす人たちの拠点にもなっています。高い建物がないので空が広く、栃尾温泉では絶え間ない川音を聞きながら、飾らない山里の一日をのんびりと過ごせます。

【見どころ】

蒲田川沿いのたから流路工河川公園にある荒神の湯は、大きな岩で囲まれた露天風呂だけの共同浴場で、男女それぞれの脱衣所だけを備えた簡素な造りです。北アルプスの山なみを望みながら湯に入れますが、清掃や川の増水で休みになることもあるため、出かける前に現況を確かめておくと安心です。川沿いには足湯も設けられ、湯の街を歩いたあとのひと休みに向いています。

【トリビア】

岐阜県の地学に関する解説では、栃尾温泉は自前の源泉を持たず、蒲田川の上流にあたる新穂高温泉から湯を引いているとされます。また高原川と蒲田川は渓流魚の釣り場として名高く、足湯の蛍の湯のまわりの水路では、七月の初めごろに蛍が舞う姿を見られることで知られ、夏の夜のささやかな楽しみとして地元でも大切にされています。

📅 最終更新: 2026/9/13
栃尾温泉
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です