【概要】
毎年1月3日に東京ドームで開催されるアメリカンフットボールの日本選手権です。かつては社会人王者と学生王者が対戦する「日本一決定戦」でしたが、現在は社会人リーグ(Xリーグ)の優勝決定戦として行われています。ハーフタイムショーなどのエンターテインメント性も高い大会です。
【歴史】
ライスボウルは1948年、学生の東西オールスター対抗戦として始まりました。1983年度、つまり1984年の開催分からは社会人代表と学生代表が直接対決する日本選手権に位置づけられ、開催日も毎年1月3日に定められます。その後、社会人チームの実力が学生を大きく上回ったことから、2021年に大学生の出場取りやめが決議され、2022年の第75回からは社会人リーグの優勝決定戦となりました。
【特徴】
大会名の「ライス」は、アメリカのカレッジフットボールがローズボウルやオレンジボウルのように開催地の名産を冠する慣習にならい、日本の主食である米の英語名をそのまま当てたものです。会場は1990年度まで国立競技場でしたが、1992年の開催分からは東京都文京区にある東京ドームへ移りました。正月三が日を彩る風物詩として、NHKなどのテレビ中継とともに広く定着しています。
【見どころ】
社会人最強を懸けた一戦だけに、外国人選手も交えた高度な戦術と激しい肉弾戦が見どころです。最優秀選手には、日本にアメリカンフットボールを広め清泉寮を興したポール・ラッシュにちなむポール・ラッシュ杯が贈られます。2022年シーズンの第76回からは著名アーティストが出演するハーフタイムショーも本格化し、競技になじみのない観客まで楽しめる催しになりました。
【トリビア】
ボウルという呼び名は丼を意味し、すり鉢状をした競技場の形に由来します。かつて社会人チームは同好会のような活動で、練習量に勝る学生になかなか勝てませんでしたが、十分な練習時間を確保できるチームが現れたことで力関係は逆転しました。ライスボウルの最多優勝はオービックシーガルズと富士通フロンティアーズの8回で、社会人同士の対戦となった現在も激しい優勝争いが続いています。
