【概要】
長野県伊那市にある高遠城址公園は、「天下第一の桜」と称賛される見事な桜で全国的に有名な名所です。園内には固有種であるタカトオコヒガンザクラが約1,500本植えられており、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みの強いピンク色の可憐な花が園内を埋め尽くします。
【歴史】
高遠城は武田信玄が南信濃支配の拠点とし、伊那の要衝として栄えました。明治時代の廃藩置県で城は取り壊されましたが、1875年に旧藩士たちが桜の馬場から桜を移植して公園として整備したのが現在の名所の始まりです。2025年には開園150周年を迎える歴史深い公園です。
【特徴】
高遠城址公園の最大の魅力は、長野県の天然記念物にも指定されている「タカトオコヒガンザクラ」の群生です。この桜はここでしか見られない固有種で、ピーク時には敷地全体が絵の具を溶かしたような鮮やかなピンク色に染まり、空が見えなくなるほどの桜のトンネルが形成されます。
【見どころ】
園内で最も人気のある撮影スポットが「桜雲橋(おううんきょう)」です。お堀を渡る美しいアーチ型の橋が、文字通り「桜の雲」に包まれるような絶景を楽しめます。また、南アルプスや中央アルプスの残雪を背景に咲く桜のコントラストは、この地域ならではの圧倒的な美しさです。
【トリビア】
タカトオコヒガンザクラはその美しい姿から「天下第一の桜」と呼ばれていますが、実はかつてダム建設の計画が持ち上がった際、この美しい桜を守るために地元住民が立ち上がり、国指定の登録有形文化財などと合わせて現在の姿が保存されたという、住民の愛着が詰まった桜です。
📅 最終更新: 2026/3/27




