雛のつるし飾り

(ひなのつるしかざり)
📍 中部静岡県 東伊豆町🎭 文化🥢 名産

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【概要】

雛のつるし飾りは、静岡県東伊豆町の稲取温泉に江戸時代後期から伝わる風習で、雛人形を買えない親たちが子供の成長を願って布細工を縫い、赤い輪から吊るして奉納したのが始まりです。桃は長寿、猿は厄が去るなど約50種類の細工物にはそれぞれ意味があり、五列に十一個ずつを一対にした百十個が基本の形とされます。毎年1月中旬から3月下旬には「雛のつるし飾りまつり」が開かれます。

【歴史】

静岡県東伊豆町の稲取(いなとり)温泉に江戸時代後期から伝わる「雛のつるし飾り」は、高価な雛人形を買えなかった庶民の親たちが、子供の健やかな成長を願って桃の節句に手作りで奉納したのが始まりとされています。布の切れ端を集めて近所の人々と協力しながら一つひとつ思いを込めて縫い上げ、それを赤い輪から幾重にも連ねて吊るすという、温かい愛情から生まれた伝統的な風習です。

【特徴】

赤い輪から赤い糸を垂らし、そこに数十個の小さな手作りの布細工を結びつけていくスタイルが特徴です。飾られるお細工物には一つひとつに大切な意味が込められており、例えば「桃」は長寿や魔除け、「猿」は厄が去る、「這い子人形」は子供の健やかな成長を願うなど、子を想う親の純粋な祈りが鮮やかな色彩と可愛らしい造形の中にすべて詰まっています。

【見どころ】

毎年1月中旬から3月下旬にかけて稲取温泉で開催される「雛のつるし飾りまつり」は、町全体が華やかな装飾に包まれる町最大のイベントです。メイン会場となる「文化公園雛の館」では、日本最大級の巨大なつるし飾りや1万個を超える可愛らしいお細工物が天井から滝のように降り注ぐように展示され、訪れる人々を圧倒的なスケールと温かい雰囲気で包み込みます。

【トリビア】

お細工物の種類は桃や猿っ子など約50種類あり、赤い糸五列に十一個ずつを吊るし、それを一対にして百十個そろえるのが基本の形とされています。まつりの期間中は素盞嗚神社の百十八段の石段に雛人形を並べる雛段飾りも行われ、日本一の段数として知られています。子の幸せを願う親の心が、今も町ぐるみで受け継がれています。

📅 最終更新: 2026/9/13
雛のつるし飾り
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です