【概要】
平安時代末期の武将。平清盛の嫡男でありながらも、横暴な父を諫め、朝廷への忠義を尽くそうとした「忠ならんと欲すれば孝ならず」の逸話で知られる良識派の武将です。
【平清盛の嫡男】
「平重盛(たいらのしげもり)」は、平安時代末期に活躍した武将で、「日本三忠臣」の一人に数えられる人物です。平清盛の嫡男として生まれ、父の後を継いで平家一門を率いる立場にありました。しかし重盛は、父・清盛の専横を諫め、天皇への忠節と道義を重んじたことで「忠臣」として後世に評価されています。1179年、42歳で病没しました。
【父への諫言】
重盛が「忠臣」と称される最大の理由は、権力を極めた父・清盛に対して正義を貫いたことにあります。後白河法皇と清盛が対立した際、重盛は「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」と苦悩しながら、法皇への忠義を守ろうとしました。『平家物語』に描かれたこの逸話は、忠孝のジレンマを象徴する名場面として知られています。
【灯籠堂と信仰】
重盛は仏教への信仰が篤く、法性寺(京都)に千体の灯籠を寄進したことから「灯籠大臣(とうろうのおとど)」とも呼ばれました。また、父・清盛が後白河法皇を幽閉しようとした際には、涙ながらに諫言して阻止したと伝わります。重盛の死後、平家一門は源氏に敗れて滅亡。重盛が存命であれば歴史は変わったかもしれないと語り継がれています。
📅 最終更新: 2026/1/4




