【概要】
東雲湖は北海道上士幌町にある小さな湖で、然別湖の東0.7キロほどの森の奥に隠れています。然別火山群の噴火でできた爆裂火口に水がたまったもので、面積は0.04平方キロ、最大水深は2メートルほどしかありません。三大秘湖のなかで唯一、湖へ直接通じる車道がなく、登山道を歩くかカヌーで対岸へ渡るほかに近づく手立てがありません。
【歴史】
東雲湖は然別火山群の噴火でできた爆裂火口に水がたまってできたと考えられており、人の暮らしが及ばないまま原始の姿を保ってきました。周辺は昭和9年12月4日に指定された大雪山国立公園の一部で、オンネトーやオコタンペ湖と並ぶ北海道三大秘湖に数えられています。日本の秘境百選に選ばれたとも紹介される湖で、三大秘湖のなかでは唯一、直接通じる車道がありません。
【特徴】
東雲湖は北海道上士幌町にある面積0.04平方キロほどの小さな湖で、周囲は0.8キロ、最大水深は2メートルほどしかありません。然別湖の東およそ0.7キロ、標高810メートルの高みに隠れており、対岸には熊笹と白樺の斜面が静かに広がります。三大秘湖のなかでもとりわけ原始性が高く、最も神秘的な湖と評されることの多い場所です。
【楽しみ方】
湖へ向かうには、白雲山と天望山の登山口から約3.8キロ、片道1時間30分ほどの登山道を歩くか、然別湖畔温泉の桟橋からカヌーで対岸の旧桟橋に上がり、そこから山道を15分ほど登ります。いずれも山歩きの装備が要る道で、気軽な散歩の延長ではありません。ヒグマの生息域でもあるため、登山道の通行の可否や出没の情報を事前に確かめてから出かけてください。
【トリビア】
展望地の近くにあるガレ場はナキウサギのすみかで、岩の隙間から高い鳴き声が返ってくることがあります。氷河期に大陸から渡り、涼しさの残る岩場で生き延びてきた動物で、氷河期の生き残りとも呼ばれています。周囲にはゴゼンタチバナやイソツツジといった高山植物も育ち、湖の小ささに比べて驚くほど豊かな生き物の世界が広がっています。




