七味家本舗

(しちみやほんぽ)
📍 京都府 京都市🥢 名産🍜 料理🏯 歴史

【概要】

京都府京都市東山区、清水寺の参道にある老舗。明暦年間(1655年〜)創業。唐辛子よりも山椒(さんしょう)や青海苔、胡麻などの香りを重視した「風味」が特徴。出汁の文化が根付く関西らしく、料理の味を邪魔せず引き立てる上品な味わいとして親しまれている。

【歴史】

七味家本舗は1655年(明暦元年)の創業と伝わり、京都市東山区の清水寺の参道に店を構えてきました。もとは「河内屋」という茶店で、寒い季節に参拝客へ差し出した「からし湯」が評判を呼んだことから、七味唐辛子を専門に扱うようになったといいます。以来三百六十年以上にわたり、清水寺を訪れる人々に味を届け続け、京都を代表する香辛料の老舗として知られています。

【特徴】

京都の七味は何よりも香りを大切にします。唐辛子の辛さはあえて控えめにおさえ、山椒や青海苔、青紫蘇といった香り高い材料を組み合わせるのが七味家本舗の流儀です。白胡麻と黒胡麻、麻の実も加わり、繊細な出汁の風味を邪魔しない上品な味わいに仕上がっています。ふたを開けた瞬間に立ちのぼる山椒の香りは、京料理の淡い味わいをやわらかく引き立ててくれます。

【食べ方】

うどんや蕎麦に振るだけでなく、漬物やお吸い物、湯豆腐など出汁そのものを味わう料理と相性が抜群です。辛さで押すのではなく香りを添える七味なので、素材の持ち味を消さずに一段深い風味を加えてくれます。汁物にひと振りするほか、パスタやサラダ、マヨネーズと合わせるなど和食以外の使い方を試してみるのも面白く、意外なおいしさに出会えます。

【トリビア】

店は清水寺の門前、産寧坂(三年坂)が折れる角に建ち、格子戸のある京町家の構えが参道の風景に溶け込んでいます。店頭では七味を試させてもらえるほか、量り売りにも対応しており、好みの分量で買い求めることができます。七味のほかに一味唐辛子や粉山椒、柚子の香りをきかせた品もそろい、清水寺参りの記念に選ぶ人が絶えません。

📅 最終更新: 2026/9/7
七味家本舗
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です