柴石温泉

(しばせきおんせん)
📍 大分県 別府市♨️ 温泉⛰️ 名所

【概要】

柴石温泉は、別府市の北、鉄輪から谷を隔てた山あいに湧く温泉で、別府八湯のなかでもとりわけ古い由緒を伝えます。895年に醍醐天皇、1044年に後冷泉天皇が湯治に訪れたという伝承が残り、江戸時代に付近で植物の化石が見つかったことから柴石の名になったといいます。すぐそばには血の池地獄と龍巻地獄があります。

【歴史】

柴石温泉には、895年に醍醐天皇が、1044年に後冷泉天皇が病を癒すために湯治へ訪れたという伝承が残り、別府八湯のなかでも古い由緒を語り継いできました。江戸時代にこの谷で柴のような形をした植物の化石が見つかり、それにちなんで柴石と呼ばれるようになったと伝えられます。1997年には共同浴場が建て替えられ、いまの姿になりました。

【特徴】

柴石温泉の湯は含鉄泉と硫酸塩泉が中心で、鉄分を帯びてほのかに赤茶色く色づくことがあり、湯の花が舞う日もあります。温度の違う二つの源泉を引いているため、熱い湯とぬるい湯を行き来しながらゆっくり浸かれるのが持ち味です。谷あいの静かな環境にあり、観光地の喧噪から離れて体を休める湯治向きの湯として親しまれてきました。

【見どころ】

柴石温泉の共同浴場には内湯と露天風呂、それに蒸し湯と貸切の家族湯までがそろい、谷あいの深い緑を眺めながら岩組みの露天に身を沈められます。歩いて行ける近さには、赤い熱泥を噴き上げる血の池地獄と、決まった間隔で熱湯を噴き上げる間欠泉の龍巻地獄があり、どちらも柴石の谷が抱える地熱の激しさを目の当たりにさせてくれます。

【トリビア】

柴石温泉のすぐ近くにある血の池地獄は、奈良時代の豊後国風土記に赤湯泉として記された日本最古の天然地獄とされています。決まった間隔で噴き上がる龍巻地獄の間欠泉は、別府市の天然記念物に指定されました。この二つは海地獄と白池地獄とともに、2009年に名勝の別府の地獄として国の指定を受け、観賞と学術の両面で価値を認められています。

📅 最終更新: 2026/9/12
柴石温泉
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です