篠山城

(ささやまじょう)
📍 近畿兵庫県 丹波篠山市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

篠山城は、1609年(慶長14年)に徳川家康が大坂の豊臣氏を包囲する拠点として兵庫県丹波篠山市に築かせた城です。縄張は藤堂高虎、普請総奉行は池田輝政が務め、天下普請により一年足らずで完成しました。天守台は築かれたものの天守は建てられなかったと伝わります。いまは高石垣と堀、東側の角馬出が残り、2000年に木造で復元された大書院が公開されています。

【歴史】

篠山城は1609年(慶長14年)、徳川家康が大坂の豊臣氏を包囲する拠点として、兵庫県丹波篠山市に築かせた城です。縄張は築城の名手として知られる藤堂高虎が担い、普請総奉行は姫路城主の池田輝政が務めました。西国の外様大名を動員した天下普請により、延べ八万人ともいわれる人夫を投じて一年足らずで完成し、以後は松平家や青山家が城主を務めて明治を迎えています。

【特徴】

篠山城の特徴は、四角い曲輪を重ね合わせたような明快で単純な構造と、外堀の三方の出入口に設けられた角馬出にあります。馬出は城から打って出る兵を守るための施設で、篠山城では東側の馬出が土塁と堀を伴って良好に残っています。天守台は築かれたものの、あまりに堅固すぎることを幕府が警戒し、天守そのものは最後まで建てられなかったと伝わります。実戦を強く意識した高虎らしい設計といえます。

【見どころ】

見どころは、2000年に木造で忠実に復元された大書院です。京都の二条城二の丸御殿を思わせる格式ある大広間がよみがえり、内部は歴史資料館として公開され、篠山藩の歩みを伝える展示が並びます。高石垣に囲まれた本丸跡や、水をたたえた広い堀の眺めも美しいものです。城下には武家屋敷や妻入りの商家の町並みが残り、城とあわせて歩けば、堀と町割りが一体となった城下町の構造がよく分かります。

【トリビア】

篠山城跡は1956年に国の史跡に指定されています。石垣には工事を分担した大名を示す刻印が数多く刻まれており、誰がどの区画を積み上げたのかを今もたどることができます。城のある地域は2019年に篠山市から丹波篠山市へと名を改めており、黒豆や猪肉のぼたん鍋といった丹波の味覚を目当てに、城とあわせて秋に訪れる人も多く見られます。城跡は日本百名城の第57番に選ばれています。

📅 最終更新: 2026/9/25
篠山城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です