盛岡城

(もりおかじょう)
📍 東北岩手県 盛岡市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

盛岡城は岩手県盛岡市にある城で、南部信直が1598年に築城に着手し、完成までおよそ三十年を要したと伝わります。盛岡藩南部氏の居城として明治維新まで続きました。東北では珍しい総石垣の城で、廃城後に建物のほとんどが失われ、白い花崗岩の石垣と堀が残っています。城跡は盛岡城跡公園として整備され、天守台跡からは岩手山を望めます。

【歴史】

盛岡城は、南部信直が1598年に築城へ着手した城で、北上川と中津川の合流点に横たわる丘陵を利用して縄張りされました。工事は子の利直、孫の重直の代へ引き継がれ、完成までにおよそ三十年を要したと伝わります。以後は盛岡藩南部氏二十万石の居城として明治維新まで続き、廃城後は建物のほとんどが失われて、石垣と堀だけが残されました。

【特徴】

盛岡城の最大の特徴は、東北地方では珍しい総石垣造りである点です。地元で産する花崗岩を積み上げた石垣は白みを帯びて明るく、野面積みから打込接、切込接まで、築城当初から幕末に至る各時代の積み方が一つの城内に並んで見られます。本丸と二の丸は堀切で隔てられ、両者を結ぶ朱塗りの橋が石垣の白と鮮やかな対をなしています。

【見どころ】

城跡は盛岡城跡公園として整備され、本丸・二の丸・三の丸の石垣が良好な状態で残っています。とりわけ高く積まれた本丸南面の石垣は見上げるほどの迫力があり、天守台跡に立てば盛岡の市街地の向こうに岩手山を望むことができます。園内には石川啄木や宮沢賢治の歌碑・詩碑が置かれ、文学ゆかりの散策路としても親しまれています。

【トリビア】

盛岡城は日本百名城の第六番で、白い花崗岩の石垣の美しさから、会津若松城や白河小峰城とともに東北三名城に数えられることがあります。石川啄木は「不来方のお城の草に寝ころびて」と詠み、この城跡を歌に残しました。不来方は盛岡の古名であり、南部氏が入る以前からの地名が、そのまま城の別名として今日まで伝えられています。

📅 最終更新: 2026/9/25
盛岡城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です