嵯峨大念仏狂言

(さがだいねんぶつきょうげん)
📍 近畿京都府 京都市右京区🎭 文化⛩️ 寺社

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【概要】

清凉寺(嵯峨釈迦堂)で上演される、セリフを用いない無言劇です。壬生狂言と同時期に円覚上人が始めたとされ、壬生狂言の流れを汲みますが、面や衣装、演出には独自の工夫が見られます。国の重要無形民俗文化財に指定されています。

【歴史】

嵯峨大念仏狂言は京都市右京区の清凉寺、通称嵯峨釈迦堂で演じられる無言劇で、壬生狂言と同じく円覚上人が鎌倉時代の末に始めたと伝えられています。伝わる狂言面のなかには天文18年、西暦でいえば1549年の銘を持つものがあり、その古さを物語ります。国の重要無形民俗文化財に指定され、地元の人々の手で代々受け継がれてきました。

【特徴】

壬生狂言と同じく台詞のない身振りの劇ですが、演じるのが地元の保存会に集う人たちであることが嵯峨大念仏狂言の持ち味です。かつては農民が中心を担っており、素朴で力強い所作に土地の暮らしがにじみます。演目は「愛宕詣」や「餓鬼角力」といった狂言風のものと、「羅生門」などの能風のものを合わせて二十番ほどが今日まで伝えられています。

【見どころ】

境内の狂言堂で上演され、誰でも見学できるのがうれしいところです。演者と観客の距離が近く、飾らない庶民的な雰囲気のなかで芸能を味わえます。3月のお松明式に合わせた公演のほか、春と秋にも定期公演が行われるので、日程を確かめて訪ねてみてください。春は桜、秋は紅葉に彩られる嵯峨野の散策と組み合わせれば、一日たっぷり楽しめます。

【トリビア】

演者はすべて仮面をつけますが、古く貴重な面も多く、角度によって表情が変わって見えるのが不思議なところです。「土蜘蛛」で蜘蛛の糸を撒く場面は迫力があり、客席からも歓声が上がります。継承にあたっているのは嵯峨大念仏狂言保存会で、子どもたちも稽古に加わりながら伝統を守っています。清凉寺は嵯峨釈迦堂の名で親しまれ、国宝の釈迦如来立像でも知られます。

📅 最終更新: 2026/9/19
嵯峨大念仏狂言
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です