大阪市

(おおさかし)
📍 近畿大阪府 大阪市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

大阪市は六大都市の一つで、東京市と並ぶ二大都市として近代日本の経済を支えました。1925年に隣接する二郡四十五町村を編入して人口が東京市を上回り、大大阪と呼ばれる時代を迎えます。市役所は1921年から中之島に構えられ、現在の本庁舎も同じ中洲に建ちます。1956年には最初の政令指定都市の一つとなりました。

歴史

大阪市は1889年の市制施行にあたり、東京市・京都市とともに市制特例の対象とされ、府知事が市長を兼ねる体制で始まりました。1898年の特例撤廃で自前の市政を得ると、築港と都市計画を次々に進めます。1922年には六大都市行政監督ニ関スル法律の対象に加えられ、府の許認可を経ずに大都市らしい行政を動かす足場を固めました。

特徴

東洋のマンチェスターと呼ばれた紡績業を軸に、大阪市は近代日本最大の工業都市として発展しました。1925年4月の第二次市域拡張で隣接する二郡四十五町村を編入すると人口は約211万人に達し、東京市を抜いて国内最大の市となります。この大大阪の時代に御堂筋の拡幅や地下鉄の敷設が着手され、都心の骨格が今の形に整えられました。

見どころ

大阪市の歩みを象徴するのが、中之島に建つ大阪市役所本庁舎です。市役所がこの中洲へ移ったのは1921年で、六大都市に指定される前年にあたります。現在の庁舎は四代目にあたり、すぐ西には大正期の中央公会堂が赤煉瓦の姿をとどめます。堂島川と土佐堀川に挟まれた一帯は、近代大阪の行政と文化の顔として今も親しまれ、夜には水面に庁舎の灯が映ります。

トリビア

1943年に東京市が姿を消したあとも大阪市は五大都市の筆頭として残り、戦後は府から独立する特別市への移行を目指しました。しかし権限を失うことになる府県側の強い反対で実現せず、代わりに1956年9月に発足した政令指定都市制度へ移ります。府県の権限の一部だけを移し替えるという折衷的な決着でしたが、この制度は現在まで全国二十市に受け継がれています。

📅 最終更新: 2026/9/22
大阪市
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です