栗林公園

(りつりんこうえん)
📍 香川県 高松市📦 その他📦 名勝📦 庭園🌿 自然

【概要】

栗林公園は、高松市にある特別名勝です。四季折々の美しい景観が楽しめ、多くの観光客が訪れます。日本の美を象徴する場所の一つです。

【歴史】

香川県高松市にある栗林公園は、江戸時代初期に当地の豪族が営んだ園地に始まると伝わる庭園です。1631年ごろ生駒家の家臣である西嶋八兵衛が治水に手を入れて基礎を築き、1642年から高松藩主となった松平頼重とその子孫が拡張を重ね、五代藩主頼恭の時代の1745年に完成しました。以後は藩主の下屋敷として使われ、1953年(昭和28年)に国の特別名勝へ指定されています。

【特徴】

紫雲山の東の麓に広がり、六つの池と十三の築山を巧みに配した回遊式の大名庭園です。背後の紫雲山を庭の一部として取り込む借景の手法が用いられ、歩を進めるたびに景色が移り変わることから「一歩一景」と称されてきました。総面積はおよそ75ヘクタールで、庭園部分だけでも約16ヘクタールに達し、文化財庭園としては国内最大の広さを誇ります。南庭は江戸時代の回遊式庭園、北庭は明治以降の趣をもちます。

【見どころ】

見どころは、南湖のほとりに建つ掬月亭です。「水を掬すれば月手に在り」という唐の詩の一節にちなむ名で、畳に座って四方の庭を眺めながら抹茶を味わうことができます。南湖では和船に乗り、水面から庭を巡ることも可能です。園内の飛来峰に登れば、南湖と偃月橋を見下ろす代表的な眺めが開けます。職人の手で仕立てられた箱松や屏風松など約千本の松が並び、春の桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉も見事です。

【トリビア】

栗林公園という名でありながら、園内に栗の木はほとんど見られません。かつて栗林が広がっていた土地に庭が築かれ、その名だけが残ったのだとされています。1875年に県立公園として一般に開放され、2009年発行のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは最高評価の三つ星を獲得しました。アメリカの庭園専門誌による日本庭園の評価でも、長年にわたって上位に選ばれ続けています。

📅 最終更新: 2026/9/7
栗林公園
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です