六義園

(りくぎえん)
📍 東京都 文京区📦 その他📦 名勝📦 庭園🌿 自然

【概要】

六義園は、文京区にある特別名勝です。四季折々の美しい景観が楽しめ、多くの観光客が訪れます。日本の美を象徴する場所の一つです。

【歴史】

六義園は1695年、五代将軍徳川綱吉の側用人であった柳沢吉保が、綱吉から拝領した駒込の下屋敷の地に自ら設計して造営を始めた庭園です。低湿地を掘って池をうがち、土を盛って築山を築き、7年を費やして1702年に完成させました。明治期には三菱の創業者岩崎弥太郎の所有となり、1938年に東京市へ寄贈され、1953年3月には特別名勝へ指定されています。

【特徴】

六義園は江戸の大名庭園を代表する存在で、様式は池を巡って歩く回遊式築山泉水庭園に分類されます。和歌に深く通じた柳沢吉保は、紀州和歌の浦の景勝を池と洲浜に写し、『万葉集』や『古今和歌集』の歌枕から八十八の景を選び出して園内の各所に配しました。園名も『古今和歌集』の序に説かれる和歌の六種の分類、すなわち六義に由来しているとされ、園内には八十八境を示す標石の一部が今も残されています。

【見どころ】

東京都文京区にある六義園の中心は、園内で最も高い築山の藤代峠で、高さ約35メートルの頂からは池と園全体を一望できます。池畔の吹上茶屋では庭を眺めながら抹茶を味わえ、渓谷風のつつじ茶屋の周辺には約30種のつつじが植えられています。入口近くにある高さ約15メートルのしだれ桜は3月下旬に満開を迎え、秋の紅葉とあわせて夜間のライトアップも行われ、多くの人でにぎわいます。

【トリビア】

六義園は「りくぎえん」と読みますが、造営者の柳沢吉保自身は和語で「むくさのその」と呼んでいたと伝わります。六義はもともと中国最古の詩集『詩経』に説かれた詩の六分類で、それを紀貫之が『古今和歌集』の仮名序で和歌に当てはめたものでした。吉保は園内の景にも和歌にちなむ名を丁寧に付けており、学識を尽くして名づけられた園名からは、武人ではなく歌人としての吉保の顔がうかがえます。

📅 最終更新: 2026/9/7
六義園
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です