龍泉寺観音

(りゅうせんじかんのん)
📍 愛知県 名古屋市守山区⛰️ 名所🏯 歴史

【概要】

龍泉寺観音は、愛知県名古屋市守山区にある天台宗の寺院で、正式には松洞山大行院龍泉寺と号します。延暦年間に伝教大師最澄が創建したと伝えられ、本尊は馬頭観音です。弘法大師空海が熱田の宝剣のうち三剣をこの地に埋めたという伝承から熱田の奥の院と呼ばれ、庄内川を見下ろす丘に多宝塔と仁王門が残ります。名古屋城から見ると東北東にあたります。

【歴史】

龍泉寺観音は延暦年間(782〜806年)、熱田神宮に参籠していた伝教大師最澄が龍神の告げを受け、龍の住む池のほとりで経を唱えたところ馬頭観音が現れ、これを本尊として祀ったのが始まりと伝えられます。天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いでは羽柴秀吉が陣を置き、退くときの放火によって堂塔を失いました。

【特徴】

弘法大師空海も熱田神宮に参籠した折、熱田の八剣のうち三剣をこの地に埋めたと伝えられ、龍泉寺観音は熱田の奥の院と呼ばれてきました。宝剣にまつわるこの伝承が、庄内川を見下ろす丘の上という立地とあいまって、尾張四観音のなかでもひときわ神秘的な性格をこの寺に与えています。龍泉寺という寺号そのものも、龍にまつわるこの縁起から名付けられたと伝えられています。

【見どころ】

慶長3年(1598年)に秀純が堂塔を再興しましたが、明治39年(1906年)の放火で多宝塔・仁王門・鐘楼を除く建物が焼け、本堂は明治44年(1911年)に建て直されました。慶長12年(1607年)建立の入母屋造の仁王門は国の重要文化財で、明治28年(1895年)に建てられた多宝塔とともに古い境内の姿を伝えています。

【トリビア】

明治の火災のあと、焼け跡から慶長大判と小判が掘り出され、本堂再建の資金になったと伝えられます。境内には龍泉寺城を模した建物が建ち、円空の作と伝わる馬頭観音や五百体を超える千体仏を納めた宝物館として使われています。名古屋城から見て東北東にあたり、恵方がその方角となる年の節分会は大いに賑わいます。宝物館の公開日は限られているため、事前の確認が確実です。

📅 最終更新: 2026/9/13
龍泉寺観音
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です