尾張四観音

尾張四観音

尾張四観音は、徳川家康が名古屋城を築いた際、城から見て鬼門にあたる四方の位置にあるとして鎮護に定めたと伝えられる四つの観音霊場です。笠寺観音、荒子観音、龍泉寺観音、甚目寺観音がそれにあたり、いずれも千年を超える歴史をもつ古刹とされています。名古屋城を中心にそれぞれ南南東、西南西、東北東、北北西の方角にあたるため、その年の恵方に当たる寺の節分会がとくに賑わう慣習が今も続いています。

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笠寺観音
⛩️ 寺社
📍 愛知県 名古屋市南区

笠寺観音

(かさでらかんのん)

笠寺観音は、愛知県名古屋市南区にある真言宗智山派の寺院で、正式には天林山笠覆寺と号します。寺伝では天平5年(733年)の創建と伝えられ、雨に濡れる観音像に自分の笠をかけた娘が藤原兼平に見初められて玉照姫となったという縁起から、笠で覆う寺の名がついたといわれます。名古屋城から見ると南南東にあたります。

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荒子観音
⛩️ 寺社
📍 愛知県 名古屋市中川区

荒子観音

(あらこかんのん)

荒子観音は、愛知県名古屋市中川区にある天台宗の寺院で、正式には浄海山圓龍院観音寺と号します。寺伝では天平元年(729年)に泰澄が草創したと伝えられ、荒子に生まれた前田利家が本堂を再建した菩提寺でもあります。千二百体を超える円空仏と、名古屋市に現存する最古の建造物とされる多宝塔で広く知られ、尾張四観音では名古屋城の西南西にあたります。

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龍泉寺観音
⛩️ 寺社
📍 愛知県 名古屋市守山区

龍泉寺観音

(りゅうせんじかんのん)

龍泉寺観音は、愛知県名古屋市守山区にある天台宗の寺院で、正式には松洞山大行院龍泉寺と号します。延暦年間に伝教大師最澄が創建したと伝えられ、本尊は馬頭観音です。弘法大師空海が熱田の宝剣のうち三剣をこの地に埋めたという伝承から熱田の奥の院と呼ばれ、庄内川を見下ろす丘に多宝塔と仁王門が残ります。名古屋城から見ると東北東にあたります。

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甚目寺観音
⛩️ 寺社
📍 愛知県 あま市

甚目寺観音

(じもくじかんのん)

甚目寺観音は、愛知県あま市にある真言宗智山派の寺院で、山号を鳳凰山と称します。推古天皇5年(597年)に漁をしていた甚目龍麻呂が網で観音像を引き上げ、浜に堂を建てて祀ったのが始まりと伝えられます。南大門・三重塔・東門の三棟が国の重要文化財に指定されており、尾張四観音では唯一名古屋市外にあって、名古屋城から見ると北北西にあたります。

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❓ 尾張四観音のよくある質問

Q.尾張四観音はなぜ定められたのですか?

A.徳川家康が名古屋城を築いた際、城から見て鬼門にあたる四方の位置にあるとして鎮護に定めたと伝えられます。笠寺観音、荒子観音、龍泉寺観音、甚目寺観音の四つの観音霊場で、いずれも千年を超える歴史をもつ古刹とされています。

Q.尾張四観音の節分会が年によって特に賑わうのはなぜですか?

A.名古屋城から見た方角がその年の恵方に当たる寺の節分会が、とくに賑わう慣習があるためです。笠寺観音は南南東、荒子観音は西南西、龍泉寺観音は東北東、甚目寺観音は北北西にあたります。日程は年ごとに確認するのが確実です。

Q.尾張四観音で最も古い寺はどこですか?

A.寺伝によれば甚目寺観音が最も古く、推古天皇5年(597年)に甚目龍麻呂が網で引き上げた観音像を祀ったのが始まりと伝えられます。荒子観音は天平元年(729年)、笠寺観音は天平5年(733年)、龍泉寺観音は延暦年間(782〜806年)の創建と伝わります。

Q.荒子観音にはどのくらいの円空仏がありますか?

A.平成26年(2014年)の調査で、境内に1255体の円空仏が確認されています。全国で現存が知られる円空仏のおよそ四分の一以上にあたります。山門の二体の仁王像も円空の作で、円空仏は原則として毎月第二土曜日の午後に公開されています。

Q.尾張四観音はすべて名古屋市内にあるのですか?

A.いいえ、甚目寺観音だけが名古屋市外のあま市にあります。笠寺観音は南区、荒子観音は中川区、龍泉寺観音は守山区と、ほかの三つは名古屋市内です。直線距離は荒子観音と甚目寺観音が約7km、笠寺観音と荒子観音が約8kmで、そのほかの組み合わせは約15kmです。

📍 所在地マップ

岐阜県京都府三重県滋賀県静岡県大阪府長野県奈良県福井県3421笠寺観音龍泉寺観音甚目寺観音50 km地図データ: Natural Earth
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