住吉祭

(すみよしまつり)
📍 大阪府 大阪市住吉区🏮 🎭 文化

【概要】

住吉祭は大阪府大阪市住吉区にある住吉大社の夏祭りで、大阪三大夏祭りの締めくくりを務めます。疫病や災いを祓う清めの神事が中心にあるため、単に「お祓い」とも呼ばれてきました。例年七月三十日の宵宮祭から八月一日の神輿渡御祭まで営まれ、二トン近い大神輿が大和川を渡って堺の宿院頓宮へ向かう渡御が最大の見せ場です。

【歴史】

住吉大社に伝わる『住吉大社神代記』には、奈良時代にすでに六月の御解除として恒例の祓えが営まれていたと記されており、これが住吉祭の遠い源とされています。江戸時代までは旧暦六月の晦日に行われていましたが、明治十三年(1880年)から八月一日を中心とする日程に改められ、千年を超えて受け継がれてきた祓いの祭りとして今に続いています。

【特徴】

住吉祭は例年七月三十日から八月一日にかけて営まれますが、日程や行事の内容は年によって変わることがあります。海の日の神輿洗神事で神輿を清め、宵宮祭、夏越祓神事と例大祭、そして神輿渡御祭へと進みます。疫病や災厄を祓う神事が軸にあるため、単に「お祓い」とも呼ばれ、華やかさよりも清めを重んじる祭りとして知られています。

【見どころ】

七月三十一日の夏越祓神事では、室町時代の色鮮やかな装束をまとった巫女や子どもたちの行列が進み、参拝者が大きな茅の輪をくぐって身を清めます。翌八月一日の神輿渡御祭では、重さおよそ二トン、長さ十一メートルの大神輿が急勾配の反橋を下り、大和川の川中を勇壮に練りながら渡って、堺の宿院頓宮へと向かい、沿道は担ぎ手の掛け声と歓声に包まれます。

【トリビア】

大和川を歩いて渡る「おわたり」は一度途絶えていましたが、平成十七年(2005年)に約四十五年ぶりに復活し、今では住吉祭を象徴する光景になっています。宿院頓宮は住吉大社の御旅所で、到着後には境内の飯匙堀で荒和大祓神事が営まれます。堺と住吉を隔てる大和川は、宝永元年(1704年)の付け替えによって生まれた川です。

📅 最終更新: 2026/9/13
住吉祭
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です