岡城

(おかじょう)
📍 九州大分県 竹田市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

岡城は大分県竹田市の天神山に築かれた山城で、1185年に緒方惟栄が源義経を迎えるために築いたと伝わります。1334年に志賀貞朝が拡張し、1594年に入った中川秀成が大改修して近世城郭に整えました。明治の廃城令で建物はすべて取り壊され、今は断崖の上に東西約2500メートルにわたって連なる高石垣が残ります。滝廉太郎の「荒城の月」ゆかりの城と伝えられています。

【歴史】

1185年(文治元年)に緒方惟栄が源義経を迎えるために築いたと伝わるのが岡城の起こりとされます。1334年(建武元年)に大友氏の一族である志賀貞朝が城を大きく拡張し、このころ岡城の名が付いたといいます。豊薩合戦では、若き城主志賀親次が島津の大軍を幾度も退けて名を高めました。1594年(文禄3年)に播磨から入った中川秀成が三年がかりの大改修を行い、近世城郭として整えています。

【特徴】

大分県竹田市にある山城で、標高325メートル、麓からの比高およそ95メートルの天神山に築かれています。稲葉川と白滝川に挟まれた断崖絶壁の台地の上に、東西約2500メートル、南北約362メートルにわたって石垣が連なります。切り立った岩盤の上へさらに高石垣を積み上げた構えは難攻不落とうたわれ、総面積百万平方メートルに及ぶ九州屈指の規模を誇る城跡として知られています。

【見どころ】

明治の廃城令によって建物はすべて取り壊され、いま残るのは石垣ばかりですが、その石垣が織りなす豪壮な景観こそ最大の見どころです。本丸、二の丸、三の丸が段をなして連なる高石垣の上に立てば、阿蘇の外輪山や久住連山、祖母傾の山並みを望む大きな眺望が広がります。春の桜と秋の紅葉に彩られる時季はことに美しく、朝霧が谷を埋める日には雲海に浮かぶ石垣を狙う写真愛好家も多く訪れます。

【トリビア】

日本百名城の第95番で、1936年(昭和11年)に国の史跡に指定されました。少年期を竹田で過ごした滝廉太郎が、この城跡の荒れた風景を思い描いて名曲「荒城の月」を作曲したと伝えられ、二の丸跡には作曲家をしのぶ銅像が立っています。城跡の入口では登城手形をかたどった観覧券が手渡され、往時の武士になったような気分で大手道の石段を登っていく趣向も楽しめます。

📅 最終更新: 2026/9/25
岡城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です