【概要】
おかげ横丁は三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前に広がる門前町。江戸時代に爆発的ブームとなった「お伊勢参り」の賑わいを再現した町並みで、1993年に第61回神宮式年遷宮を機にオープンした。赤福をはじめとする伊勢名物の食べ歩きが楽しめ、年間約500万人が訪れる。
【歴史】
おかげ横丁は三重県伊勢市の伊勢神宮内宮の門前に広がる町並みで、1993年の第61回神宮式年遷宮を機にオープンした。しかしその歴史は江戸時代の「お伊勢参り」に遡る。数十年おきに爆発的ブームとなった「おかげ参り」では、全国から数百万人もの庶民が伊勢を目指した。「おかげ横丁」の名は、伊勢神宮の「おかげ」で商売が成り立つという感謝の意味と、「おかげ参り」の歴史に由来する。運営は赤福の10代目社長が私費を投じて実現した。
【特徴】
おかげ横丁は江戸時代から明治時代にかけての伊勢路の建築様式を忠実に再現した約4000坪の町並みで、約60の店舗が軒を連ねる。赤福の本店をはじめ、伊勢うどん、手こね寿司、松阪牛など三重の名物グルメが一堂に揃い、食べ歩きの楽園となっている。隣接するおはらい町通りは五十鈴川沿いに約800m続く石畳の参道で、切妻屋根の町家建築が並ぶ風情ある景観が広がる。年間約500万人が訪れる日本有数の観光スポットである。
【見どころ】
赤福本店では作りたての赤福餅をお茶とともに味わえる。伊勢うどんは太くて柔らかい麺に濃いたまり醤油のタレを絡めた伊勢独特の味わい。手こね寿司は鰹の漬け丼で漁師めしがルーツ。五十鈴川沿いのカフェで休憩しながらの散策も人気。おかげ横丁では季節ごとにさまざまなイベントが開催され、正月の「おかげ横丁新春イベント」や夏の「来る福招き猫祭り」などが人気。伊勢神宮参拝後の散策コースとして定番となっている。
【トリビア】
おかげ横丁の建設費は約140億円で、赤福の10代目社長・濱田益嗣が「伊勢の門前町の衰退を何とかしたい」という思いで私財を投じた。江戸時代のお伊勢参りでは「御師」と呼ばれる神職がツアーコンダクターのような役割を果たし、宿泊・食事・案内をすべて取り仕切った。伊勢神宮は20年に一度社殿を建て替える「式年遷宮」を1300年以上続けている。おかげ横丁の「招き猫」コレクションは日本最大級で、招き猫にまつわるグッズや土産物が充実している。




