大典太光世

(おおでんたみつよ)
📍 関東東京都 目黒区🏯 歴史🎭 文化

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【概要】

大典太光世は、平安時代に筑後国三池の刀工光世が打った太刀です。足利将軍家の重宝として伝わり、十五代将軍の足利義昭から豊臣秀吉へ、さらに前田利家へ渡ったとされます。加賀藩前田家の家宝として大切にされ、いまは国宝として、東京都目黒区の駒場に本拠を置く公益財団法人前田育徳会が所蔵し、大切に守り伝えています。

【歴史】

大典太光世を打った光世は、筑後国三池、いまの福岡県南部で活動した平安時代の刀工で、三池典太の名でも知られます。この太刀は足利将軍家に伝わったのち、十五代将軍の足利義昭から豊臣秀吉へ贈られ、さらに前田利家が譲り受けたと伝えられます。以後は加賀藩前田家の家宝となり、大正期に多くの刀を手放した際にも手元に残された一振りとされています。

【特徴】

大典太光世は、刃長に比べて身幅がたいへん広く、重ねも厚い、天下五剣のなかでもひときわ豪壮な太刀です。手に取ると刀身全体にどっしりとした量感があるといわれます。典太の前に大の字が付くのは、この迫力ある姿にちなむとされます。刃文は落ち着いた作で、華やかさより力強さが前に出た一振りとして、古くから武家に重んじられてきました。

【見どころ】

東京都目黒区の駒場にある前田育徳会は、加賀藩主の家柄を継いだ前田家十六代の利為が1926年に設けた財団を前身とし、尊経閣文庫として古文書や美術品を守ってきました。隣の駒場公園には、利為が建てた洋館と和館からなる旧前田家本邸が残り、国の重要文化財として公開されています。大典太光世は金沢の石川県立美術館などで期間を限って展示されることがあります。

【トリビア】

大典太光世には不思議な言い伝えが残ります。前田利家の娘が病に伏したとき、この太刀を枕元に置くとたちまち回復したといわれ、前田家の守り刀として重んじられました。また、この刀を納めた蔵の屋根には鳥がとまろうとしても落ちてしまい、近づかなくなったとも伝わります。いずれも霊力の強さを物語る話として、前田家とともに語り継がれてきました。

📅 最終更新: 2026/10/25
大典太光世
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です