名古屋テレビ塔

(なごやてれびとう)
📍 愛知県 名古屋市⛰️ 名所🏯 歴史

【概要】

名古屋市中区の久屋大通公園に立つ高さ180メートルの塔で、1954年に日本初の集約電波塔として完成しました。設計は内藤多仲、東京タワーより4年早く建てられた「兄」にあたる塔です。2022年にはテレビ塔として初めて国の重要文化財に指定され、現在は展望台とホテルを備えた中部電力MIRAI TOWERの愛称で親しまれています。

【歴史】

名古屋テレビ塔は、テレビ放送の開始に合わせて名古屋の放送局が共同で使う電波塔として計画され、1954年6月に完成しました。日本で初めての集約電波塔で、内藤多仲が手掛けた最初のテレビ塔でもあり、その経験が後の通天閣や東京タワーに生かされました。2011年にアナログ放送の終了で電波塔の役目を終えた後は、展望塔として改修され、2020年にホテルを備えた複合施設として生まれ変わりました。

【特徴】

高さは180メートルで、完成当時は日本一の高さを誇る自立式鉄塔でした。細身の鉄骨を組み上げた優美なシルエットは、無駄を省いた内藤多仲の構造設計の特徴をよく表しています。高さ90メートルの展望台からは名古屋城や栄の街並みが見渡せ、夜はライトアップされた塔が久屋大通公園の緑の中に浮かび上がります。塔の中層階に客室のあるホテルが入っているのは、日本の展望塔では珍しい試みです。

【見どころ】

地下鉄の栄駅を降りると、久屋大通公園の芝生越しに塔の全景が広がり、2020年に整備された公園には飲食店や広場が並んで、塔の足元でくつろげます。展望台には屋外の回廊があり、風を感じながら名古屋の街を一望できます。周辺にはオアシス21のガラスの屋根、名古屋城、大須商店街があり、塔を起点に名古屋の中心部を歩いて回れます。冬の公園のイルミネーションと塔のライトアップは名古屋の冬の風物詩です。

【トリビア】

名古屋テレビ塔は2022年、テレビ塔として全国で初めて国の重要文化財に指定されました。戦後復興期の建築技術を伝える貴重な建造物と評価されたためで、東京タワーや通天閣の登録有形文化財より一段高い格付けです。名古屋の人は今もテレビ塔の名で呼び、東京タワーの弟分ではなく兄にあたると誇りを持って語ります。塔の上部には内藤多仲の設計図が展示され、六兄弟のつながりを知ることができます。

📅 最終更新: 2026/9/6
名古屋テレビ塔
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です