【概要】
六ツ目山は御厩富士とも檀紙富士とも呼ばれ、高松市の西部の空にとがった輪郭を見せる讃岐七富士のひとつです。標高は317メートルで、隣り合う伽藍山と狭箱山とあわせておむすび山三兄弟と呼ばれ、その長男にあたります。裾が短く傾斜が急で、ロープを頼りに一気に高度を上げる登りが持ち味の里山です。隣の堂山と結ぶ縦走路も歩かれ、里山歩きの入口として親しまれています。
【歴史】
六ツ目山の別名は、麓の御厩や檀紙といった地名からきています。平野越しに山が見える集落ごとに呼び名が育ってきたため、ひとつの山がいくつもの富士の名を持つことになりました。山名の由来については、山に住んでいた娘にまつわる悲しい言い伝えがむすめ山の名として残り、のちに六ツ目山になったという伝承も語られています。
【特徴】
香川県高松市にある六ツ目山は、伽藍山と狭箱山とともに三つのおむすびを並べたような姿を見せ、その並びを平野側から一度に眺められるのが魅力です。三兄弟のうちで最も高い長男にあたり、標高は317メートル。裾が短く傾斜が急なため、三合目あたりから九合目まではロープを頼りに登る区間が続きます。短い距離で高度を稼ぐぶん、下りは足元に注意したい山です。
【見どころ】
登山道は尾根をたどるコースと谷を詰めるコースがあり、体力や天候に合わせて選べます。ロープ場を越えて着いた山頂からは、高松の市街地と讃岐平野、その先の瀬戸内海までを見渡せ、標高のわりに大きな眺めが待っています。近くの堂山と結ぶ縦走路も歩かれており、里山歩きの定番になっています。登山口へはことでんバスの正勝から歩いて三十分ほどです。
【トリビア】
おむすび山は讃岐の円錐形の山を指す土地の言葉で、六ツ目山はその代表格といえます。讃岐平野の山々は、瀬戸内の火山活動でできた硬い安山岩がマグマの通り道や溶岩として残り、長い時間をかけて周囲が削られてできた地形で、富士山のような火山そのものではないという点が共通しています。六ツ目山という名の由来には諸説があり、はっきりとは分かっていません。




