水戸城

(みとじょう)
📍 関東茨城県 水戸市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

水戸城は茨城県水戸市にある連郭式の平山城です。建久年間に馬場資幹が館を構えたのが始まりといわれ、1609年に徳川頼房が入ってから幕末まで水戸徳川家の居城でした。石垣を用いず土塁と空堀で守った土造りの城で、天守の代わりだった御三階櫓は1945年の空襲で焼失しました。2020年に大手門が復元され、現存の薬医門や藩校弘道館も残っています。

【歴史】

建久年間(1190年〜1198年)に馬場資幹が館を構えたのが水戸城の始まりといわれ、のちに江戸氏、さらに佐竹氏が居城としました。慶長14年(1609年)に徳川頼房が入って以来、幕末まで徳川御三家のひとつ水戸徳川家の居城となっています。二代藩主徳川光圀が着手した歴史書『大日本史』の編纂事業も、この城を舞台に始められました。

【特徴】

茨城県水戸市にある連郭式の平山城で、北を那珂川、南を千波湖に挟まれた台地という天然の要害に築かれています。石垣をいっさい用いず、巨大な土塁と幾重もの空堀だけで守りを固めた日本最大級の土造りの城として知られます。天守は建てられず、寛永年間に築かれた三重五階の御三階櫓が天守の代わりを務めていました。土塁と空堀の高低差は今も鮮明で、石垣の城とは異なる守りの思想を体感できます。

【見どころ】

令和2年(2020年)に天保年間の姿で復元された大手門は、高さ約13メートル、幅約17メートルという土塁に取り付く櫓門として国内屈指の規模を誇ります。二の丸角櫓や土塀も復元され、往時の景観がよみがえりました。水戸城に現存する薬医門や、国の重要文化財である藩校弘道館の正庁と正門もあわせて巡りたいところです。

【トリビア】

三の丸に置かれた弘道館は、天保12年(1841年)に九代藩主徳川斉昭が創設した藩校で、敷地の広さは当時の藩校として日本最大級を誇りました。天守の代わりだった御三階櫓は昭和20年(1945年)8月の水戸空襲で焼失し、現在も再建されていません。本丸と二の丸を分かつ巨大な堀切の底は、今もJR水郡線の線路として使われています。

📅 最終更新: 2026/9/25
水戸城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です