御岳昇仙峡

(みたけしょうせんきょう)
📍 山梨県 甲府市📦 その他📦 名勝📦 庭園🌿 自然

【概要】

御岳昇仙峡は、甲府市にある特別名勝です。四季折々の美しい景観が楽しめ、多くの観光客が訪れます。日本の美を象徴する場所の一つです。

【歴史】

御岳昇仙峡が広く世に知られるようになったのは江戸後期のことです。猪狩村の名主であった長田円右衛門らが甲府と村を結ぶ新道の開削を1834年に始め、9年を費やして1843年に完成させたことで、それまで人を寄せつけなかった渓谷美が世に伝わったとされます。1923年に名勝、1953年には特別名勝に指定され、指定名称は御嶽昇仙峡と表記されています。

【特徴】

御岳昇仙峡は山梨県甲府市にあり、甲府盆地の北側を流れる荒川の上流に位置します。入口の長潭橋から仙娥滝までの約5キロメートルにわたって、川が花崗岩を深く削り込んだ渓谷が続き、柱状節理の岩壁や輝石安山岩の奇岩が次々に現れます。なかでも水面からほぼ垂直に立ち上がる高さ約180メートルの覚円峰は、この渓谷を象徴する巨岩として知られ、日本一の渓谷美とたたえられる景観の中心をなしています。

【見どころ】

渓谷の最奥にある仙娥滝は落差約30メートルで、花崗岩の断層に懸かる水しぶきが夏でも涼を運びます。その手前の石門は巨岩が重なってできた天然の門で、頂部がわずかに離れて見えるのが見どころです。踏むと太鼓のような音が返ると伝わる天鼓林、五百羅漢を安置する羅漢寺、亀に似た形の亀石なども点在し、遊歩道歩きに変化を与えてくれます。滝の上には昇仙峡ロープウェイの乗り場も設けられています。

【トリビア】

覚円峰の名は、沢庵禅師の弟子と伝わる僧の覚円が、畳数畳ほどの広さがある頂で修行したという言い伝えに由来します。また御岳昇仙峡の一帯は古くからの水晶の産地として知られ、この地で採れた石を磨く技術が発達したことが、山梨県を代表する宝飾産業の礎になったと伝わります。渓谷の入口や参道沿いに水晶や天然石を扱う店が数多く並ぶのは、その名残といえるでしょう。

📅 最終更新: 2026/9/7
御岳昇仙峡
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です