切り替え:📍 東京都 中央区🍜 料理🍶 お酒

【概要】

岸田屋は東京都中央区月島にある昭和の名居酒屋。大正時代のお汁粉屋から始まり戦後に居酒屋となった。「東京三大煮込み」にも数えられる名物の牛にこみと、コの字型カウンターの温かい雰囲気が多くのファンを惹きつけ、開店前から行列ができる人気店である。

【歴史】

岸田屋の創業年ははっきりしませんが、明治から大正にかけて汁粉屋として始まり、のちに酒場へ転じたと伝えられています。月島という下町の人情味あふれる土地柄もあって、地元の職人や近隣の住民に愛される店として根を張ってきました。高度経済成長期には仕事帰りの勤め人で毎晩賑わったといいます。居酒屋探訪家の太田和彦氏が著書で日本三大居酒屋の一つに挙げてからは全国に名が知られ、今も開店前に行列ができます。

【特徴】

岸田屋の魅力は、コの字型のカウンターを中心に据えた昭和の居酒屋の王道そのものにあります。年季の入った木のカウンターや手書きのお品書きが、独特の落ち着いた空気を生み出しています。名物の「牛にこみ」は大鍋でじっくり煮込んだ逸品で、東京三大煮込みの一つにも数えられてきました。牛すじと豆腐が味噌ベースの出汁で柔らかく煮込まれ、ポテトサラダやまぐろぶつ切りも定番の人気を保っています。

【食べ方】

岸田屋は月島駅から歩いて5分ほど、月島もんじゃストリートのすぐ近くにあります。開店は夕方ですが、席が限られているため、開く前から並ぶ常連も少なくありません。まずはビールか酎ハイを頼み、名物の牛にこみとポテトサラダを注文するのが定番の流儀とされています。カウンター越しに店主の手さばきを眺めながら飲む酒は格別で、隣り合った客と自然に会話が生まれるのもコの字の妙味でしょう。

【トリビア】

岸田屋のカウンターには長年の油と酒がしみ込み、独特の飴色の光沢を放っています。一朝一夕には作れないこの艶が、店の歩んだ時間そのものを物語っています。牛にこみは毎日仕込むため、売り切れ次第で終わってしまい、遅い時間には味わえないこともあります。月島は明治時代の埋め立てで生まれた町で、もんじゃ焼きの聖地として知られていますが、実は名酒場の多い隠れた酒場天国でもあります。

📅 最終更新: 2026/9/7
岸田屋
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です