【概要】
杵島山は、佐賀県白石町などにまたがる山塊で、『肥前国風土記』に歌垣の記述が残る。古代、この山には杵島ぶりと呼ばれる歌があり、春と秋に男女が集まって酒を飲み、琴を弾き、歌って手をつないで楽しんだと伝えられる。現在は「歌垣の郷」として親しまれている。
【肥前国の聖地】
佐賀県白石町にある杵島山(きしまやま)は、『肥前国風土記』に記述が残る、由緒ある歌垣の地です。古代、この山には「杵島ぶり」と呼ばれる独特の節回しの歌があったとされ、杵島山の歌垣は大変な賑わいを見せたと言われています。現在は3つの峰(犬山岳、飯盛山、白石山)からなる山系を指しますが、かつては神聖な山として崇められており、神々が宿る場所とされていました。
【歌垣公園】
現在、杵島山の中腹には「歌垣公園」が整備されており、春には約3万本のツツジが咲き誇る名所として知られています。毎年4月には「しろいし歌垣春まつり」が開催され、多くの花見客で賑わいます。公園からは広大な白石平野や有明海を一望することができ、かつて古代の人々もこの景色を見ながら、おおらかに恋の歌を詠んだのかもしれません。歴史と自然が融合した美しい場所です。
【恋人の聖地】
古代のロマンあふれるエピソードから、近年では「恋人の聖地」としてのプロモーションも行われています。公園内には、歌垣にちなんだモニュメントや歌碑が設置されており、カップルで訪れるのにぴったりのスポットです。ツツジの季節はもちろん、夜景も美しく、デートスポットとしても親しまれています。いにしえの恋人たちに思いを馳せながら、ゆっくりと散策を楽しむことができます。
📅 最終更新: 2026/1/4




