建長寺

(けんちょうじ)
📍 神奈川県 鎌倉市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

建長寺は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の大本山で、鎌倉五山の第一位に置かれた寺院です。建長五年にあたる1253年、鎌倉幕府五代執権の北条時頼が南宋の僧・蘭渓道隆を招いて開き、日本で最初の禅の専門道場と伝えられます。三門や仏殿、法堂が一直線に並ぶ伽藍と、国宝の梵鐘が往時の格式を今に伝えています。

【歴史】

建長寺は、建長五年にあたる1253年に鎌倉幕府五代執権の北条時頼が創建しました。開山は南宋から渡ってきた蘭渓道隆で、中国の禅寺の様式をそのまま移した日本で最初の禅の専門道場と伝えられます。創建当初は七堂伽藍と四十九の塔頭が並ぶ壮大な構えでしたが、度重なる火災で多くを失い、江戸時代に幕府の援助を受けて再建が進められました。

【特徴】

神奈川県鎌倉市にある建長寺は、総門から三門、仏殿、法堂、方丈がほぼ一直線に並ぶ中国風の配置をよく残しています。仏殿と唐門は、江戸の増上寺にあった二代将軍徳川秀忠の夫人・崇源院の霊屋から1647年に移されたもので、唐門の漆と金具の装飾は禅寺としては異例の華やかさです。山号は巨福山、本尊は地蔵菩薩を祀ります。

【見どころ】

法堂の天井には、創建七百五十年を記念して日本画家の小泉淳作が描いた雲龍図が広がり、堂内を見上げる人を圧倒します。仏殿の前には開山の蘭渓道隆が植えたと伝わるビャクシンの古木が立ち、樹齢は七百五十年ほどといわれます。境内の奥からは鎮守の半僧坊へ続く石段が伸び、登りきると相模湾や富士山を望む展望が開けます。

【トリビア】

建長寺の梵鐘は建長七年にあたる1255年の鋳造で、蘭渓道隆の銘文をもつ国宝です。修行僧が野菜の切れ端を無駄にせず汁に仕立てた料理が建長汁と呼ばれ、けんちん汁の語源になったという説も知られます。また境内の裏山を越える道は天園ハイキングコースにつながっており、建長寺は鎌倉の山々を歩き出す入口としても親しまれています。

📅 最終更新: 2026/9/13
建長寺
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です