川越城

(かわごえじょう)
📍 関東埼玉県 川越市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

川越城は埼玉県川越市にある平山城で、初雁城とも呼ばれます。1457年(長禄元年)に太田道真と道灌の父子が築いたのが始まりとされ、江戸時代には川越藩の藩庁が置かれました。天守は築かれず、富士見櫓が天守の代わりを務めていました。今は1848年に藩主松平斉典が造営した本丸御殿の玄関と大広間、移築された家老詰所が現存し、中ノ門堀跡も見ることができます。

【歴史】

長禄元年(1457年)、扇谷上杉持朝の命により太田道真と道灌の父子が築いたのが川越城の始まりとされます。天文15年(1546年)の川越夜戦では北条氏康が上杉方の大軍を破り、これが北条氏躍進の引き金となりました。江戸時代には川越藩の藩庁が置かれ、松平信綱をはじめ幕府の要職に就く譜代大名が城主を務めています。

【特徴】

埼玉県川越市にある平山城で、江戸の北を守る要衝として重視され、関東七名城のひとつに数えられます。別名を初雁城といいます。天守は築かれず、城内で最も高い場所に建つ富士見櫓が天守の代わりを務めていました。老中松平信綱による大改修で本丸や二の丸などの曲輪が整えられ、城下町の整備もあわせて進められました。城下は「小江戸」と呼ばれる町並みへ発展し、今日の川越観光の基盤となっています。

【見どころ】

川越城最大の見どころは、嘉永元年(1848年)に藩主松平斉典が造営した本丸御殿です。玄関と大広間、脇に移築された家老詰所が現存し、本丸御殿が残る例は全国でも高知城とここだけで、たいへん貴重な遺構となっています。堀の断面を復元した中ノ門堀跡や、県指定史跡の富士見櫓跡もあわせて巡りたいところです。本丸御殿の大広間は二十八畳の広さを持ち、藩主が家臣と対面した空間の格式を伝えています。

【トリビア】

川越城には「初雁の杉」をはじめ七不思議と呼ばれる伝説が語り継がれており、毎年決まった時期に雁が飛来して杉の上を三度回り鳴いたという話が、別名初雁城の由来と伝わります。現存する本丸御殿は明治以降、煙草工場や武道場に転用された時期もあり、のちの保存修理を経て往時の姿に戻されました。御殿の廊下を歩くと、幕末の藩政の場が実際にどう使われていたかを想像できます。

📅 最終更新: 2026/9/25
川越城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です