笠間稲荷神社

(かさまいなりじんじゃ)
📍 茨城県 笠間市🏯 歴史

【概要】

1350年以上の歴史を持つ由緒ある神社で、関東三大稲荷の一つにも数えられます。秋に開催される「菊まつり」は日本最古の歴史を持ち、境内が色鮮やかな菊の花で彩られます。

【歴史】

笠間稲荷神社は茨城県笠間市にある古社で、社伝では651年(白雉2年)の創建と伝えられ、1370年を超える歴史を刻んできました。関東でも屈指の古い稲荷神社とされ、江戸時代には笠間藩主の庇護を受けて大きく発展します。歴代の藩主のなかでも牧野家の信仰はあつく、社殿の整備が進められました。現在も関東を代表する稲荷神社として、商売繁盛や開運を願う参拝者でにぎわっています。

【特徴】

御祭神は宇迦之御魂神で、食物や農業、商工業をつかさどる神として信仰されてきました。江戸時代末期に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されており、壁面をびっしりと埋める精緻な彫刻が見る者を圧倒します。境内には藤や菊が植えられ、季節ごとに違った表情を見せてくれるでしょう。「胡桃下稲荷」「紋三郎稲荷」といった別名でも古くから呼ばれています。

【見どころ】

本殿を飾る彫刻は、獅子や龍、花鳥が緻密に彫り込まれた江戸時代の工芸の粋といえます。10月下旬から11月にかけて開かれる「笠間の菊まつり」は1908年に始まった日本最古の菊の祭典で、2025年には第118回を数えました。境内には樹齢400年ともいわれる藤の古木があり、初夏には見事な花房を垂らします。門前通りには笠間焼の店やいなり寿司の店が並び、散策も飽きさせません。

【トリビア】

笠間という地名の由来には諸説あり、神が降臨した「神座間」が転じたともいわれています。笠間市は笠間焼の産地としても名高く、参拝と窯元めぐりを組み合わせて旅する人も少なくありません。正月の初詣には約80万人が訪れ、茨城県内で最も多くの参拝者を集めます。東京・日本橋には東京別社が置かれており、都心にいながら参拝することもできます。

📅 最終更新: 2026/9/7
笠間稲荷神社
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です