関門海峡

(かんもんかいきょう)
📍 山口県 下関市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

本州(山口県下関市)と九州(福岡県北九州市)を隔てる海峡。「馬関瀬戸(ばかんせと)」とも呼ばれ、1日に4回も潮の流れが変わることで知られます。最狭部の早鞆ノ瀬戸(はやとものせと)では、潮流の速さが最大10ノット(約18km/h)近くに達することもあります。

【歴史】

本州と九州を隔てる関門海峡は、日本海と瀬戸内海を結ぶ日本有数の要路であり、東西の航路が一点に集まる場所です。狭くて流れの速いこの水域は古来幾多の合戦の舞台となり、元暦2年(1185年)の壇ノ浦の戦いでは、めまぐるしく向きを変える潮の流れが源氏と平家の勝敗を分けたとも語られてきました。江戸時代には馬関瀬戸とも呼ばれ、日本三大急潮の一つに数えられています。

【特徴】

もっとも狭い早鞆瀬戸は幅がおよそ650メートルしかなく、大潮のときの最大流速は10ノット近くに達します。潮の向きはおよそ6時間ごとに変わり、一日に4回も流れが反転するのが関門海峡の大きな特徴で、船は潮待ちをしながら通過の機会をうかがいます。この狭さと速さに加えて航行する船の数が非常に多いため、海上交通センターが常時監視を続け、通航の順序を細かく整理しています。

【見どころ】

海面の下には昭和33年(1958年)に開通した関門トンネルの人道部があり、全長780メートルを歩いて県境をまたぐことができます。エレベーターで地下深くまで降りると、頭上を大型船が行き交う海底の通路がまっすぐ延び、独特の感覚を味わえます。地上に出れば、和布刈公園や門司港レトロ地区の展望台から、行き交う船と関門橋が織りなす眺めをゆっくり楽しむことができます。

【トリビア】

速い潮にもまれた魚が集まる海として、下関に水揚げされるフグは全国に知られ、地元では福を招くという願いを込めて「ふく」と呼び習わされてきました。新鮮な魚が並ぶ唐戸市場も名所となっており、寿司や海鮮丼を目当てに人が絶えません。関門海峡は本州と九州がもっとも近づく場所でもあり、橋と道路トンネル、鉄道、そして人道が幾重にも重なる、日本でも例のない結節点になっています。

📅 最終更新: 2026/9/6
関門海峡
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です