【概要】
石ノ森章太郎原作、東映制作の特撮テレビドラマシリーズ。1971年に開始。バッタなどの昆虫をモチーフにした改造人間が、悪の組織と戦う等身大ヒーロー。オートバイでのアクションや変身ベルトなどのガジェットも特徴。
【歴史】
仮面ライダーシリーズは、石ノ森章太郎の原作をもとに東映が制作する特撮テレビドラマ群です。第一作の『仮面ライダー』は1971年4月3日に放送が始まり、悪の秘密結社ショッカーによって改造人間にされた本郷猛が、人間の自由を守るために孤独な戦いに身を投じる物語として描かれました。以後も昭和、平成、令和と作品を重ね、半世紀を超えて続く日本を代表する長寿シリーズとなっています。
【特徴】
巨大化せず等身大のまま戦う変身ヒーローである点が最大の特徴です。変身ベルトを起点とする変身、バッタなど昆虫をかたどった意匠、バイクを駆っての疾走とキックによる決着といった型が第一作で定まりました。昭和の作品では改造人間の孤独と悲哀が、平成以降は複数のライダーが対立する群像劇や正義の相対化が描かれ、それぞれの時代の空気や価値観を映す鏡となってきました。
【作品背景】
玩具と映像が密接に結びついた作りも、仮面ライダーシリーズの大きな持ち味です。カードやメダル、指輪、フルーツなど、その時々の子どもの関心を映したモチーフが変身アイテムに採用され、劇中で鳴る音や光る仕掛けがそのまま玩具で再現されます。若手俳優の登竜門としても知られ、主演を務めたのち映画やドラマの第一線へと進んだ俳優が数多く生まれ、幅広い世代の注目を集めています。
【トリビア】
変身と叫びながら両腕を大きく振る、あの変身ポーズは、当初から用意されていたものではありません。主演の藤岡弘が撮影中の事故で負傷して休養したため、代役として二号ライダーの一文字隼人が登場した際に生まれた演出だと伝わり、子どもたちの間で大流行し、当時の社会現象にまでなりました。近年の撮影は、東京都練馬区にある東映東京撮影所などを拠点として続けられています。




