【概要】
長野県木曽町開田高原の標高約1000メートルの冷涼な霧と清冽な水で育まれた、濃厚な風味と甘みが特徴のそばです。「霧しなそば」としても名高く、強い腰と豊かな香りが全国のそば通から愛されています。
【歴史】
長野県木曽町開田高原で江戸時代以前から厳しい寒冷地の貴重な保存食および主食として栽培・継承されてきた伝統的な郷土料理です。標高1000メートルを超える開田高原は米作りに適さない冷涼な気候であったため、その代わりにソバが盛んに作付けされ、木曽街道を往来する多くの旅人や宿場町で愛される名物そばとして高い評価と歴史を獲得しました。
【特徴】
開田高原特有の昼夜の激しい寒暖差と朝夕に立ち込める深い霧、そして御嶽山系から湧き出る清澄な伏流水が、小粒ながら甘みと香りが極めて凝縮された最高品質のソバの実を育て上げます。「霧しなそば」とも称され、黒みを帯びた野性味あふれる色合いと、噛みしめるほどに口いっぱいに広がる芳醇で濃厚な甘みとコク深い風味が最大の大きな特徴です。
【見どころ】
雄大な御嶽山を背景にした開田高原では、初秋になると真っ白な可憐なそばの花が一面に咲き誇り、まるで白い絨毯を広大に敷き詰めたような圧倒的な絶景が一望できます。現地の歴史あるそば処では、収穫されたばかりの地場産そば粉を名水の冷水でしっかりと締め上げた、驚くほど腰が強くて香ばしい本場の絶品ザルそばを心ゆくまで堪能することができます。
【トリビア】
開田高原のそばは、その栽培適地の標高と冷涼な気候条件から「霧気(きりけ)がそばを極端に美味くする」という地元に伝わる言い伝えが古くから残っています。また、開田そばを茹でた後の濃厚なルビー色のそば湯はルチンなどの栄養価が極めて高く、地元のそば通はそば湯に少量の自家製味噌や薬味を溶かしてスープのように余すところなく美味しく味わいます。




