景清洞

(かげきよどう)
📍 山口県 美祢市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

景清洞は山口県美祢市にある鍾乳洞で、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将、平景清が身を隠したという伝承にちなんで名づけられました。秋吉台の北東、猪出台の地下をほぼ水平に延びる洞で、天井や壁にはフズリナやサンゴの化石が数多く見られます。1922年(大正11年)に秋芳洞とともに国の天然記念物に指定され、指定上の名称は景清穴です。

【歴史】

景清洞の名は、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将、平景清がこの洞に身を隠したという伝承に由来します。景清の一族とされる大庭景清が潜んでいたという伝え方もあり、洞内には生目八幡や景清明神、兜かけなど、その名にちなむ地点がいくつも残されています。1922年(大正11年)3月、秋芳洞とともに国の天然記念物に指定され、指定上の名称は景清穴と記されています。

【特徴】

景清洞は秋吉台の北東に広がる猪出台の地下を、ほぼ水平に延びている点が大きな特徴です。上下へ立体的に発達した大正洞とは対照的で、階段がほとんどなく平坦に歩いていけます。公開されている部分は入口から続く観光コースと、そのさらに奥へ延びる探検コースに分かれており、後ろのコースは照明のない自然のままの洞です。洞内には三角田川の地下水流が流れています。

【見どころ】

観光コースは約700メートルで、天井や壁に広がるサンゴ天井やカスリ天井の模様が見ものです。石灰岩はもともと海のサンゴ礁だったため、フズリナやサンゴ、海藻の化石を間近に探すことができます。奥へ続く約400メートルの探検コースには照明がなく、ヘルメットとヘッドライト、長靴を借りて進む本格的な体験です。実施状況は季節や天候で変わるため、事前に確かめておくと安心でしょう。

【トリビア】

景清洞の観光コースは高低差がほとんどなく、車いすでも見学できるように整備が進められてきた鍾乳洞です。洞口から流れ出る水は三角田川となり、南東の犬ヶ森ポノールで再び地下に潜って大正洞のある一帯へつながっていきます。三つの洞が同じ地下水系に属することは、2005年に秋吉台地下水系としてラムサール条約湿地に登録されたことにもあらわれています。

📅 最終更新: 2026/9/13
景清洞
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です